第15話校外学習
今日は校外学習の事前学習、今は班事に、明日どこを調べに行くかを、話し合っている。
(神社、の事調べたい)
(どうかな、真二君)
クラス委員長の飯田咲が聞いて来た。
(良いいと思うよ)
(そうだよね!)
委員長、は嬉しそうに、言って来た。
その後も、特に反対意見も無く、明日は海の見える電車に乗って、有名な神社に行く事になった。
帰る、準備をして居ると、咲が話しかけて来た。
(真二君)
(委員長、どうしたの)
(真二君、明日よろしく)
(こちらこそ、よろしく)
委員長は、笑顔で頷いて、帰っていき、俺は準備を終えて、下の下駄箱に行った。
(遅かったわね)
由衣が、不満そうに言ってきた。
(すみません)
(また、友達かしら)
口がさけても、委員長、女友達だとは言えない。
(そうです)
(そうなだ)
何だか、由衣の視線が痛い。
(まあ、貴方に友達が出来る事は、良い事だから)
しかし、たとえ、不満が有っても俺の事に素直に嬉しと言ってくれる由衣は、良いい幼なじみだし良いい彼女だ。
(俺は、由衣みたいな彼女持ってて、最高だなー)
(何よ急に)
(帰るわよ)
(はいよ)
そっけない態度だが、由衣は嬉しそうだ、そんな由衣が、やっぱり可愛と思た。
(早く)
(はーい)
今日は真っすぐ家に帰って、心無しか何時もより、早く寝た。
そして、校外学習当日、何時もの時間に由衣が来た。
(おはよう)
(おはようございます)
(朝なんだから、シャキとしなさよ)
(すみません)
(全く)
由衣は呆れた様子で、こちらを見て来た。
(ハハハ)
(もう)
(所で)
由衣が話題を、変えてきた。
(どうした)
(今日は、どこに行くの?)
(今日は、海の見える電車で、隣町の神社まで)
(この前行った所よね)
(そうだな)
(じゃあ、人混みで列から離れない様にね)
まるで由衣は、子供に言うみたいに、言って来た。
(何だよ、いきなり)
(別に)
由衣は、少し含みのある、言い方をする。
(後くれぐれも、女子と二人きりにならないでね)
(アハハ、由衣気にするなよ、そんなにモテねーよ)
(分かって、無いんだから)
(何か、言った)
(何でもない)
(そうか)
そんな会話していたら、駅に付いた。
電車に乗ってから、由衣の表情を見ると、何時もより暗く見えた。
表情は、学校に行くまでも、そして付いてからも、暗いままだった。
(じゃな)
(ええ)
由衣とは、クラスの前で別れて、お互いのクラスに入った。
(おはよう)
クラスに入ると、皆が各々準備をしていた。
(あ、真二君おはよう)
委員長が、笑顔で挨拶を返してくれた。
(真二君、こっち)
委員長に呼ばれて、班の机に行く。
(じゃあ、真二君来たし、ルートの再確認しょう)
委員長を中心に、今日のルートなどを再確認にして、準備をして居ると、担任が入って来た。
(お前たち、席付けよ)
担任が呼びかけると、皆が席に座った。
その後担任から少し話しが有って、その後学年全員が先生から、注意を受けて、一斉に出発した。
俺たちは、計画どうりに、学校の最寄り駅から、海の見える電車に乗って、隣町の神社を目指した。
30分くらいで、隣町の駅に付いた。
駅からお店が並ぶ通を、5分くらい歩くと、目的の神社に付いた。
(真二君、付いたね)
委員長が、話しかけて来た。
(そうですね)
(行こうか)
その後、皆で階段を登りつつ、色々メモを取ったりして、10分くらいで、本殿に付いた。
本殿でお参りをして、駅に帰ろうと、階段を下って居ると。
(痛い)
委員長が、足を抑えて痛がって居た。
(委員長、どうしたの)
班の皆が、異変に気付いて声を掛けて、参道の端に避けた。
(ちょっと足挫いた、だけだから)
(本当に、大丈夫)
大丈夫と言っては、居るが相当痛そうだ、見て見ぬふりは、とても出来ない。
由衣との約束を破る事には、なるが致し方ない。
(俺後ろ歩くから、委員長と歩くよ)
(え)
(そんな、悪いよ)
委員長は、勿論断て来たが。
(良いよ、委員長もたまには、頼ってよ)
(じゃ、お願いして良いい)
(勿論)
委員長は少し、申し訳無さそうに、頼んできた。
それと同時に、班全体に安堵の雰囲気がただよた。
そうして、俺は列の後ろで、委員長に肩を貸しながら歩く。
(ねえ、真二君)
委員長が、話し掛けて来た。
(どうしたの、委員長)
(腰越さんとは、上手く行ってるの)
(え)
突然の質問に、思わず変な声が出た。
(どうしたの、いきなり)
(私小湊君の事、好きだから)
(そっか)
(そうだよ、で答えは)
(ごめんなさい、委員長の気持ちには、答えられない)
(そっか)
(やっぱり、幼なじみには勝てないよな)
(委員長)
(分かってたんだけどなー)
(嬉しかった、ありがとう委員長)
(え)
委員長は、少し驚いた様子で、こちらを見て来た。
(迷惑じゃなかったの)
(全然)
(何で?)
(だって告白何て、一生で一回あるか無いかなのに2回されたんだよ、むしろありがとうございます)
(ふふふ)
(何もしかして、告白じゃ無かった)
(いや、だって普通は、迷惑だて言うのに)
(小湊君、たら変な人)
(そうかもね)
(そっか)
すっかり委員長の涙は、乾いていて、顔は笑顔に戻っていた。
その後は、少し遅れて、集合場所に付いて、濃い一日が終わった。
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