第12話熱が出た

朝一番、俺は体の痛みで、目が覚めた。

怠い体を、何とか動かし、下の回の母親に行った。

(母さん)


(おはよう、どうしたの)


(怠い、ぼーとする)


(あら)

そう言って、母親が俺の額に、手を当てきた。

(あら、すごい熱)


(はあー)


(ほら、寝てなさい)

母親に言われて、2階登ると自分の部屋に戻った。

(頭いでえー)

痛え、痛えと言って居ると、母親が部屋に入って来た。

(大丈夫)


(これ、薬とおかゆ)


(ありがとう)


(何かあったら、呼でね)


(ふーい)

そう言って、母親は部屋から出て行った。

その後、薬を飲んでしばらくすと、体が楽になって、気づけば寝ていた。

寝て居る途中、俺は悪夢に魘された。

{真二、あんた迷惑}


{嫌い、近づかないで}

{あんたが、居なければ}


(由衣、やめてくれー)


(はぁ、はぁ、夢か)

起きて、ベットを見ると、シーツが、汗で濡れていた。

(はーあ)

夢とは言え、久しぶりに怖いと感じて、動けないで居ると。

(入るわよ)

聞き慣れた声だ。

(由衣か)


(何に、大き声出してたの)


(いや、ちょっと悪夢に魘されて)


(ふ~ん)

そう言って、由衣はベットの隣に、座った。

(調子は、良くなった)


(まあまあ、だな)


(そう)


(これ、プリント)


(ありがとう)


(しかし、馬鹿でも風邪、ひくのね)

由衣から、ど直球ど真ん中ストレートの、毒舌だ。

(由衣さん)


(ふふふ)

まあ由衣との、こんな会話すらも、何だか何時ものかんじで、安心した、安心したら、目から、自然と涙が出て来た。

(本当に、ありがとうな、由衣)


(何よ、急に泣いて)


(すまん、昔の事思い出して)


(そうだったの)


(なんか、何時も、ごめんな)


(どうしたの、急に)


(何か、悪夢見てさ、不安にな)

と言っきる前に、由衣の

(え)

(由衣さん?)


(これで、不安じゃ無いでしょ)


(あんたが、どう思って居るかは、知らないけど少なくとも、私は迷惑なんて、一回も思わなかった)


(そうなのか)


(そうよ)


(ありがとう)


(私、そろそろ帰るわ)


(玄関まで、見送りに)


(病人は、寝てなさい)

振られて、しまったので、お言葉に甘えて、ベットの上から、見送くった。

(じゃあな)


(早く、良くなりなさいよ)


(はいよ)


(それじゃ)

由衣は、部屋の扉を閉めて、下に降りて行

った。

由衣に、言われては、早く治さないと、殺されてしまう。

とにかく、今日は早く寝る事にした。

(うーん)

どうやら、調子は良くなった、様だ。

(おはよう、調子は)

母親が聞いて来た。

(大丈夫、そう)


(良かったわね)


(早く、準備しないと、由衣ちゃん来るわよ)


(そうだな)


(由衣ちゃん来たら、お礼言うのよ)


(はいー)


その後は、何時もの時間に由衣が来て。

通学最中は、昨日泣いていた事を、ひたすらイジられた。

しかし、イジって来るが、本質はすごく優しい、いい幼なじみで、いい彼女だと思った。
























































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