第45話 仲間?

 『宝箱の中には、武器が入っていた』と表示された。


 そして、くぎバットのようなものが表示された。


 さらにステータスが上がった。

 『強さ:11 交渉:1 人間っぽさ:10』


「それ、固金愚こきんぐ9世に使えるんでしょうかね?」


 コメント

 g_g:うん〇だし、使えるだろwwwww

 g_to:ああ、うん〇ならやれるwwwwwwwwww

 g_eye:そうだな。うん〇だからなwwwww

 g_e_h:うん〇、信用されすぎwwwww



 サイコロを振った。


「今度は『7』ですか! ラッキーセブン、好調ですね!!」


 固金愚こきんぐ9世が7マス進んだ。


 画面に、茶色い筋肉ムキムキスキンヘッドのおっさんが表示された。


「今度は筋肉!?」


 コメント

 g_to:筋肉うん〇wwwwwwwwww

 g_g:筋肉うん〇wwwww

 g_eye:筋肉うん〇wwwww

 g_e_h:筋肉うん〇wwwww



「よお、こんなところで会うとは奇遇だな」


 茶色い筋肉ムキムキスキンヘッドのおっさんが、そう言った。

 ウィンドウにも、そう表示された。


「いや、こんなところすぎるでしょ!? 化け物の腹の中だよ!?」


 コメント

 g_g:草

 g_to:草

 g_eye:草

 g_e_h:草



 どうしますか?

 勧誘する

 雑談する


 と画面に表示された。


「勧誘? ともに戦ってくれるんでしょうかね?」


 コメント

 g_g:そうなんじゃないか?

 g_to:人数が増えれば戦力が上がるな

 g_eye:やってみたらどうだ?

 g_e_h:そうだな。そうしてみろよ


「そうですね。では、勧誘してみましょう」


 『勧誘する』を選択した。


「悪いが、遠慮しておくぜ」


 『男が去って行った』と表示された。


「失敗ですか……」


 コメント

 g_g:交渉のステータスが低いからか?

 g_to:あり得るな

 g_eye:雑談をして、仲良くならないといけないのかもしれないぞ

 g_e_h:ああ、それもありそうだな


「ああ、なるほど、今度会ったら雑談にしてみましょうか」



 サイコロを振った。


「『4』ですか。イマイチですね」


 コメント

 g_g:4か……

 g_to:いよいよか?

 g_eye:とうとう来るのか?

 g_e_h:始まるのか?


「ちょっと!? 何言っているんですか!? 反動なんて来ませんよ!! やめてくださいよ!!!」



 固金愚こきんぐ9世が4マス進んだ。


 ウィンドウに『宝箱を発見した』と表示された。


 そして、茶色い洋式大便器のような絵が表示された。


「宝箱!? これは便器だろ!?」


 コメント

 g_g:便器型宝箱wwwww

 g_to:なんでこんなものがあるんだよwwwww

 g_eye:なんなの、これwwww

 g_e_h:変なデザインすぎるwwwww


 『開けてみますか? はい いいえ』と表示された。


「これはどうしましょうか?」


 コメント

 g_g:こんなの開けるしかないだろ!!

 g_to:そうだぞ、開けろ!!

 g_eye:開けるしかない!!

 g_e_h:開けるんだ!!


「分かりましたよ!」


 『はい』を選択した。


 『サイコロを1回振る。2~10が出た場合は宝を入手、1だった場合はわなが作動し56789マス戻る』と表示された。


「これにもわながあるの!?」


 コメント

 g_g:どんなわななんだ!?

 g_eye:想像もつかんな!?

 g_e_h:ああ、サッパリ分からんぞ!

 g_to:便器だけに、アレが飛び出てくるのか!?


「まあ、とりあえず、振りましょう! 確率は一割だから、当たらないでしょうしね!」


 コメント

 g_g:ああ、そうだな!

 g_to:こんなの楽勝だよな!

 g_eye:一割に当たるわけないよな!

 g_e_h:こんなの余裕でクリアできるぜ!



 サイコロを振った。


 『5』が出た。


「楽勝でしたね!!」


 コメント

 g_g:まだ来ないのか!?

 g_to:笑いの神は、まだ力をためているのか!?

 g_eye:じらしてくれるな!

 g_e_h:そうだな!


「そんなもの来ませんよ!!」



 『宝箱の中には、防具が入っていた』と表示された。


 そして、茶色いオムツのようなものが表示された。


「防具!? あれが!?」


 コメント

 g_g:まあ、防具と言えば防具だなwww

 g_to:外からの攻撃ではなく、内からの攻撃を守る防具だがなwww

 g_eye:確かにwwwww

 g_e_h:草



 ステータスが上がった。

 『強さ:31 交渉:1 人間っぽさ:10』


「えええええっ!? オムツで強さが20上がった!?」


 コメント

 g_g:くぎバットの倍強いオムツ!?

 g_to:なんだそれは!?

 g_eye:すごすぎる!?

 g_e_h:何でできたオムツだ!? 訳が分からなさすぎる!?



 サイコロを振った。


 『5』が出た。


「まあまあですね」


 固金愚こきんぐ9世が5マス進んだ。



 画面に、茶色い白鳥のオマルのようなものが表示された。


 さらに、ウィンドウに『何かが襲って来た』と表示された。


「えっ!? 敵!?」


 コメント

 g_g:そんなのいるのか!?

 g_to:あれはうん〇のオマル!?

 g_eye:オマルなのにうん〇製!?

 g_e_h:訳が分からなさすぎる!?


「いや、そこはどうでもいいでしょ!? それよりも、どうやって戦うのでしょうか!?」


 ウィンドウに『サイコロを2回振る。出た目を掛けた数値が、強さのステータス以下の数値なら勝利、それ以外なら敗北』と表示された。


「なるほど、そうやって勝負するんですか」


 コメント

 g_g:いまの強さは31だよな?

 g_to:かなり不利だな

 g_eye:負けるとどうなるんだ?

 g_e_h:即ゲームオーバーなのか?


「まだ負けると決まったわけではありませんよ! では、サイコロを振ります! くぎバットとオムツよ、我に勝利を!!」


 コメント

 g_g:草

 g_to:草

 g_eye:草

 g_e_h:草

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