水葬
小日向二歩
第1話
夏を映した紺碧は君の色。
寄せては返す漣は君の音。
綿津見は君を攫って、
返すことはなかったけれども。
ならば泡と共に歩を進めよう。
群青に、瑠璃に、深縹に沈んでいこう。
揺蕩う水面を杳として眺めれば、
肺腑がごぽりと音を立てて、
それから、全ては静穏に包まれたのでありました。
水葬 小日向二歩 @OhinatanihO
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます