第2話

俺はしばらくフリーズして、やっと正気になれた。


「最悪だ」


思わず言葉が溢れ出る。


ーーー


頭に走馬灯のようによぎる。


彼女との思い出


「付き合ってください」


「えっ、俺なんかでいいの?」


初めて出来た彼女


ーーー


「この水着に似合うかな?」


「うん、凄く可愛いよ」


ーーー


「車買ったんだよ。」


「ついに買ったんだね!!これで色んなところに行けるね」

ーーー


楽しかった。本当に楽しかった俺と彼女の日々


俺はホテルの部屋で泣きまくった。

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