マグカップのスタートかもしれない。

エリー.ファー

マグカップのスタートかもしれない。

 ふわり漂っていた。

 本当に考えて、無視をし続けていたけど。

 今は、なによりも。

 自分よりも。

 少しだけ、何かを思っていたい。

 世界にはびこる薄暗い溜息と。

 僕が望み続けた世界と冒険譚について分かる日を。

 今一度だけ。

 忘れて帰り際に見つめよう。

 もう一度だけではなくて。

 繰り返すだけでは全くの無意味で。

 人生なんてものが大切なんて誰も言ってなくて。

 暴走してはいけないと誰かが喋っているのだ。

 白いパソコンと。

 青いマグカップと。

 キーボードの音色だけでは足りない夜もあって。

 ふわり輝いていた。

 自分を失っていた。

 もう少しだけ波間を知っていたいんだ。

 本当に。

 今度は僕じゃなく。

 僕以外の誰かじゃなく。

 本当とは程遠い僕に似た誰かでいたい。

 今よりも、そう。

 本当は少しだけ、そう。

 誰かと同じ折り方をしていたい。

 水辺にかざされた。

 真実と解釈が入り混じった思考よりも。

 高速で死が近づく僕と貴方でありたい。

 夢を見たんだ。

 明日を見たんだ。

 音を聞いたんだ。

 踊り続けたんだ。

 飲み明かしたんだ。

 闇を払ったんだ。

 空白を飲み込んだんだ。

 笑われたんだ。

 遊んだんだ。

 流し続けたんだ。

 空手が趣味の女の子に殺されかけた。

 煙の中に僕を捨ててくれ。

 別荘には誰もいません。

 二人だけではいられません。

 何もかも大事ににしておきたいはずでしょう。

 水浸しの思想こそが私たちを作り出してくれるのです。

 ミスター、ヘイ、ミスター。

 サラリーマンのふりをしています。

 本当は食い物にしたいだけ。

 何もかも勘違い。

 返済金。

 金網の中に映像。

 マイクの中にストリート。

 金と僕。

 夢に白髪。

 おバカさんを殺して生きていく。

 死ぬしかない。

 殺すしかない。

 忘れるしかない。

 夢を見せてくれ。

 デジタル。

 政治家は爆弾化するだろう。

 変人の目にはすべてが革命に見える。

 何が良く何が悪いのか。

 このままではいられないという悩みなんて。

 呪われた日々を心得たり。

 今は何一つ風になってしまったばかりじゃない。

 怒ってしまうのは損でしかない。

 金にもなれない。

 明日は昨日にもなれない。

 今から始まる。

 物語には何一つ。

 哲学も心意気もありはしない。

 紅と僕らに夢を見たのって。

 泡になってからが本番の未来じゃない。

 ずっと変わり映えのない世界の形なんて。

 いつもと同じ衝撃を抱えたローマ字。

 考えてはいないように見えて。

 ずっと言葉にしていた苦しみに溺れる。

 安藤という苗字に固執する暇なんてないってことを叫ぼう。

 メーカー品を下さい。

 もっと下さい。

 何でもかんでも求めようとするのは間違いです。

 ずれた言葉は夢に近くなって。

 甘い混沌だけで嫌いになるのは損じゃない。

 畦道が合わせ鏡に似てる説があることなんて無視した方がよくない。

 ねぇ。

 もしも、ねぇ。

 僕がここから消えていく間に僕のことをイメージしておいてね。

 過信。

 過信ジュース。

 分数と秒数によってでしか世界を作り出すことができません。

 君のことなんて知りません。

 別世界に落として下さい。

 ソファーで出汁をとったお味噌汁を頭からかける罰を発明しました。

 靴。

 鮫。

 チーズ。

 乳製品アタックをお願いします。

 ノートパソコンを冷凍しておいて下さいね。

 お願いしましたからね。

 じゃ、そういうことで。

 ばいばい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

マグカップのスタートかもしれない。 エリー.ファー @eri-far-

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ