第3話未完成3

いわく…その極限まで練り上げられた魔力には、悪魔が宿る。漆黒の神殺しゴッドスレイヤー——奴こそが、伝説に語られる魔王。


いわく…あの漆黒の髪に触れた者はすべて、奈落へと引き摺り込まれてしまうだろう。決して触れる事なかれ、触れれば二度と帰って来れないだろう。


いわく…あの粗末な矮躯に騙されてはならない。騙されれば四肢を捥がれ、ハラワタを引きずり出され、魔物の餌にされてしまうだろう。


曰く…決して目を合わせるな。目を合わせてしまったら、カラダを石に変えられてしまうぞ。決して声を聞くな。声を聞いてしまったら、魂を抜かれてしまうぞ。決して関わるな、死にたく無いのならば。




曰く、曰く、曰くー…そんな風に周囲まわりから、恐れ慄かれ忌避されているアンタッチャブルな存在——見た目幼女でエルフのロリ婆なSランク冒険者 アルファザード・グリネセリン(御歳420ちゃい)にある日、言い寄る男が現れた。



すべての冒険者達の間に、激震が走った。


〝何処のどいつだ、その命知らずのバカはっ⁉︎〟


と…。

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