その涙が枯れて明日を前向きに生きられますように

danmari

涙が枯れるまで

「あの!、佐藤くん放課後用事とかありますか?」いつも女子にも喋りかけられない俺はその言葉に少しドキドキしていた。


「ない...けどどうしたの?赤井さん」心の中で少し何かを俺は期待して返事をした。


「ほんとですか?頼みたいことがあるのですがいいですか?」


頼みとは何なんだろうか。その言葉に俺の心臓の音が加速した。


「いいけど頼みって何かな?」


「今日南休みだったからプリント届けてくれませんか?私今日用事があっていけなくて佐藤君たしか南と家近かったですよね?」


少し思っていたのと違ってがっかりしたがある意味ラッキーだ。なぜなら俺は桜坂南さんが前から気になっていたからだ。


「うん、いいよ」


「本当ですか!?ありがとうございます」そう言われ俺は赤井さんから桜坂南さんの分のプリントを受け取った。




キーンコーンカーンコーン6限の授業が終わり下校のチャイムが学校中に鳴り響いた。


俺は頼まれた通りプリントを届けに行くためにいつもより急ぎで学校を後にした。


外は雨が降っており俺はさらに足を速め、桜坂南さんの家に向かった。別に傘を忘れたわけではないのだがカバンが雨に濡れるとノートや渡されたプリントが濡れてしまう心配があったからだ。


カバンを庇いながら速足で目的地に向かったのだが、途中あるものが目に入った。


そこには桜坂南さんと数人のガラの悪い男達だった。


「ねぇ、君こんな雨の日に傘もささず段ボールの上で何してるの?しかもひろってくだいって子猫ちゃんなの?じゃあ俺たちがひろっても問題ねーよな?」そう男達は言うと桜坂さんの腕をつかみ連れて行こうとしていた。


俺はとっさにスマホを出し警察に通報するふりをした。


「あのもしもし警察ですか?数人の男が女性をさらおうとしています。早く来てください」男たちに聞こえるように言うと男たちは急いで逃げて行った。


「あの、桜坂さん大丈夫?」桜坂さんの目を見ると恐怖の目ではなくもう何もかもをあきらめたような目をしていた。


「大丈夫だからほっといて」


少し強めに彼女は言葉を発した。


俺には大丈夫なようには見えず、彼女に傘を差して横に座った。


「何やってるの?私のことなんてほって早く私の目の前から消えて」


「でもそうしたら桜坂さん死ぬでしょ?」


俺にはそう見えた。死ぬことを考えている人の目には何も映らないそれを何故か俺は知っている。


「ええ、そうよもうどうだっていいの私に生きる場所も生きる資格も何もかもない。死んで悲しむ人ももういないだからほっといてよ」


彼女が今にも泣きそうな顔で泣きそうな声で叫んだ。


「我慢しなくていいよ今は俺以外いないそれに雨だ我慢しなくていい今思ってることをそのまま言葉にしよ」


その言葉に彼女は我慢しきれなくなり思いっきり泣いた。


嫌なことがあったのだろうだけど彼女は不満の言葉は出さなかった。けど彼女は言葉の分思い切り泣いていたように俺には映った。




しばらくすると落ち着き最初より表情が良くなっていた。


彼女の目は輝きを取り戻し俺はそれを見て本来の目的を思い出した。


「はい、これ今日の宿題赤井さんから」


彼女は黙ってプリントを受け取った。


「スッキリした?もう不満をため込んだら駄目だよ」


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生きるって大変ですよね。


毎日生きててしんどいなーって自分は思います。


隣に寄り添ってくれる人がいたらといつも思います。100%自分のことをわかってくれる人なんていないかもしれませんが毎日思ったりもします。


私はこの場で自分の気持ちを文字にしたいと思い、今回書かせていただきました。あと小説書いてみたいという好奇心もあります。


正直これが小説になっているか自分にはわかりません。


よければコメントでアドバイスをもらえたら嬉しいです。


これからもちょくちょく書こうと思っているのでお願いします。


桜坂南さんの気持ちに共感できる方がいれば気軽にコメントしていってくださいね。


この小説を最後まで読んでくださった読者様ありがとうございました。









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