第14話 お母さんに

「だってそれはアンタが急に始めるから」

「それが親の務めだよね?」


「困った子?」

「それはお母さんのほう」


「お父さんと離婚したくせによくそんなこと言えるよね」


「お母さんの母親が本当に気の毒だよ」


「子供の夢を追いかけてくれなくて、」

「吐き捨てるだけ吐き捨てる最低な人だなんて。」


「見損なった。」




「私の親ガチャ失敗だったってわけね」




「何?アンタが子だったのも最悪よ」

「子ガチャ失敗よね」


「アンタにそんなこと言われたくないわ」

「うるっさいな」


「反抗期も来るの早いわねぇ」

「あ、もしかしてただの八つ当たりだった?」




「あのさぁ、なんでお母さんって高校行かせてくれなかったの」





「だってアンタが」


「お母さんが止めたんじゃん」

「私はどっちも行って両立させようとして、グループを続けようとしてたのに」


「だったら何」

「お母さんさ、」

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