第7話 興味持ってくれないの

「アーティストデビュー来たぁぁぁぁぁ!!」

「やっぱり話題になったね!」


「トレンド1位ゲット!」

「底辺じゃないよ私たち!!」




「さあ開幕のお時間ですっ」

「騒ぎまくって荒らしちゃおうこのステージ!!」

「私も君も踊って踊って舞い踊れ!」

「私からのファンサ受け取って〜!」

「ねっ?」

「WHITE・WHITE!」

「くるりんぱな世界で一番好きな君っ」

「1・2・3って最高?最高?最高?」

「アガっちゃえ〜!!」


「なにその曲」

「曲選ぶセンス無さすぎ」


「はぁ?」

「WHITEの曲だよ!!」

「WHITE・WHITE!」


「カラオケ来てまでそれ……」

「別にいいじゃん」


「歌いたい曲歌ってるだけだし!!」

「それがカラオケじゃん?」

「他にもあるけど?」


「え、もういい」

「え~」


「WHITEってやつ、この前アーティスト

デビューしてなかった?」


「そうそう!!」


「そのせいでカラオケでも歌われることになったし」

「なに?WHITEのアンチ?」

「違うけど、うるさいなって思って」


「推し活がすごいよね」


「推してる感半端ない」

「WHITEってやつ、炎上多いから可哀想」

「ま、興味ないんだけどね」

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