子ども向けと思ってあなどるなかれ

今日のサブタイトルは何を指して「子ども向けと思ってあなどるなかれ」と付けたかというと、小学生~中学生がターゲットの『青い鳥文庫』を読んだ感想である。


であるって偉そうだね、でございます、だわ。


このエッセイは息抜きのために書いているので、話ごとに口調が変わる場合があるけれど、気にせずゆるゆるで読んでほしい。


でも、どうしても気になる人もいると思う。そういう場合、飲酒可能年齢の人はストゼロを3本くらいひっかけてから読んでもらえると、このエッセイどころか世の中の全てがどうでもよくなるはずだ。


さてさて、現在わたしは9月末締め切りである、青い鳥文庫小説大賞の公募に送る作品を執筆中だ。


青い鳥文庫で最も(?)有名で私も読んだことのある本に、『僕らの七日間戦争』がある。映画化もしたし、カクヨムの年齢層を考えるとたぶん知っている人も多いんじゃないかな。


でも、今時の小中学生がどんなものを読んでいるのか知らない。そして、青い鳥文庫が具体的にどこまでの表現が許されるのかがわからない。


だから、今の青い鳥文庫でトップクラスに人気のある作品の中でも、さらにファンタジックな作品を読んでみた。著名なはやみねかおる先生の書かれた、『怪盗クイーン』シリーズだ。


こちらは2022年にアニメ映画化したそうなので、タイトルを知っている人もいると思う。


ていうかタイトル。怪盗クイーンの部分で既に、これは怪盗が登場するんだな、クイーンと名のつくからには女性っぽいな、というのがわかる。(実際には年齢性別不詳の中性的美人であり、アニメ化の際は宝塚の人が声を当てたらしい)


うーんわかりやすいし、興味を惹くし、売れる作品はタイトルからして違う。


そして、いざ読んでみたら、おもしろ~! そりゃあ子ども向けなので、大人が読めばほんのちょっぴり(それでも本当にちょっぴり)は、少し子ども向けだなあ、と思う表現がある。


でも、登場キャラクターや彼らのやり取り、物語の盛り上げ方が、大人が読み書きしている娯楽作品と根本が変わらないというか。


私が子どものころに出会っていたら、人生のバイブルだと思ったはずだ。おもしろかったので、ほかの作品も読もう。


そして、元々意識はしていたけれど、改めて『子ども騙し』ではなく、『子どもに向けた作品』をきちんとかき上げようと思ったのでした。


やはりアーマードコアはまだ買ってる場合じゃないのかもしれない。体は闘争を求めているけれど、しばらく我慢しよう。


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