PCのデータが（微妙に）消えた話

PCのデータが（微妙に）消えた話。

　PC（MacBook Pro）のデータが（微妙に）消えた話。2023/8/17の午前2時頃に時は遡る。

　提出しなくてはならない大学のレポートを完成させて、提出。おろそかになっていたプログラミングの学習を再開することにした。

　VScodeを開いたところ、VScodeと連携させて利用していたgitから大量のステージングされる前の変更があるとの通知が。今思えば、ここで踏みとどまるべきだった。

　gitの学習も並列して進めたいと思っていた俺にとって、大量の変更は邪魔だった。ごちゃごちゃし過ぎて気持ち悪かった。すっきりさせたかった。だから、ステージングせずに、消した。

　問題が発生したのは、その直後だった。まず、壁紙が変わった（初期化された）。変だぞと思い、色々と触ってみた。

　Google Chormeの機能でアプリ化させたアプリが使えなくなったのに気づいた（大学のポータルサイトにログインするためのアプリ。使えなくて一瞬ビビったが、よくよく考えてみれば、URLなのでWebブラウザから普通にログインできる）。

　また、おそらくは、キャッシュが消えたせいで、サイト（Amazon、楽天、その他）にログインするたびにパスワードを要求された。Chromeにパスワードを自動生成させていたので、全く覚えていない。冷や汗が流れる。

　幸いにも、Chormeに記憶させたパスワードは消えていなかったようで、サイトにログインできない惨劇は避けられた。上述のポータルサイトにも問題なくログインできた。

　こんな感じで、なんというのか、PCのデータが微妙に消えていた。まあ、大したことはないなと、その日は就寝することにした。次の日はバイトだったし。

　PCに起きていた惨劇に気づいたのは、バイトから帰ってきて、通勤の時間に行った英語の勉強の記録をしようとしたときだった。

　日報がなかったのだ。。。

　自分は勉強の結果を日報、週報、月報とまとめていた。

　日報には当日の勉強時間と勉強の所感。

　週報には一週間ごとの勉強時間の合計と、来週の目標。日報にあった所感を基に考えた、勉強の質を上げるための改善案のまとめ。

　月報には四週間ごとの勉強時間の合計と、来月の目標。一ヶ月前との比較、etc...

　全部、消えた。。。

　いや、日報、週報、月報ならまだいい。シートの構造は頭にある。また作ればいい。勝手にやっている勉強だし、データが消えたところで、俺以外は誰も困らない。

問題は、そう。卒論関係のデータである。

　とある本に従い、読書の記録を取っていた。某シートは作るのに二ヶ月かかっている。消えた。

　色々なサイトを横断した。

　「NumbersはiCloudにデータが保存されます」。iCloudの押し付けがましさ（勝手にバックアップをとって5GBを超えると頻繁に容量を購入しろと催促される）が嫌で、俺はiCloudとの同期を切っていた。身に覚えがあった。だが、一縷の希望を見出し、確認した。

　「ゴミ箱をチェックしてください」。ゴミ箱にデータを入れた覚えはない。だが、もしかしたら・・・。

　「ターミナルにこのコマンドを入力してください。状態をチェックします。〇〇状態、△△状態、ケース別に・・・コマンドで復元できます」。状態チェックで躓いた。どれにも当てはまらない場合のコマンドは、、記載がなかった。　

　復元ソフトを探すことにした。EaseUS Data Recovery Wizard。色々調べて、復元率の高さからこれを選んだ。無料版では復元できなかった（スキャンしたが肝心のファイルが復元対象になっていない）ので、さらに詳細なスキャンができるという一ヶ月ライセンスの有料版にアップグレードしてみた（なお、購入時に設定をいじらない限り、サブスクの契約なっている。文字通り一ヶ月だけで使いたいなら、自動更新を購入時に解除、もしくは購入時に届いたメールからサブスクを解除する必要がある）。ダメである。復元能力は凄まじいものがあり、パソコンの容量を超えるぐらい、復元できるファイルは見つかる。しかし、ないのだ。肝心のシートが。ない。

　俺の数時間と九千円の出費は無駄となった。

　諦めることにした。専門業者に出す金はない。

　また作ればイイじゃないか。ハハ、セイゼイ、満月が二回出てくる程度。あっという間だよ。すぐに作れる。

　・・・・・・。

　iCloudは正しかった。あいつの言う通りにしておけばよかった。

　一万五千円が何だ（2TBの容量の代金）。

　購入予定のバックアップ用外付けHDD、復元ソフトの代金、合算で二万を超える。数時間のおまけ付きさ。

　・・・・・・。

　みなさん、バックアップを。バックアップを取りましょう。それだけです...。