アナザーワールド・オンライン
道(タオ)
第1話
『特異点の検索……完了。』
『
『お目にかかるのを楽しみにしておりますね、
Another World Online 《アナザー・ワールド・オンライン》通称【AWO】
《ヴァルハラ》と言う無名の会社から発売されたVRMMORPG は、
「あの、
「はぁ~、わかったよ。ってか、
「あいつには『男のロマン』ってのが、わかんねぇンすよ。」
「まぁ、【AWO】は巨大ロボに乗って戦うゲームだから、なかなか女性には受け入れられないだろうな。」
和也が誘ってくれるのは嬉しいが、俺はゲーム自体した事ないんだがな…
まぁ、会社の中でも不思議と馬が合う後輩だから何かにつけて和也とはよく一緒にいる事が多い。
「じゃあ、慎悟先輩。19時に【AWO】のロビーに集合ッス!」
「わかった。その時間までに
アパートに戻りコンビニ弁当で夕食を済ませ、シャワーを手早く浴び【AWO】にログインする。
『ようこそ、【AWO】の世界へ。まずは、キャラクターの名前と性別を選んでください。』
名前か……面倒なので本名の
『名前と性別の入力を確認しました。続いて
さて、この【AWO】の世界には現実と同じ武器が存在するようだ。
ハンドガン アサルトライフル
「主武装を選べか…どれもしっくりこないな……」
項目を色々見てみると、【近接武器】という項目があった。
俺は実家の道場で子供の頃から【
「おっ!?日本刀がある!!俺には銃より日本刀の方がしっくりくるな。
しかし、和也は『ガン◯ムみたいなロボットに乗って戦うゲーム』って言ってのに、自分の武器を何故選ばなければならないのだろうか?」
まぁ、これだけ銃を推しているにも関わらず日本刀を選んでいる俺が言う事でもないか…
『
フム、副武装か…ここは
……ジ…ジジ………ジ…ジジジ…
ん?なんだ?ノイズが聞こえたが大丈夫なのか?
『
はぁ!?俺のパーソナルデータってなんだ?それにキャラクリのアナウンスの声と少し違っている気がする。
『全ての項目の選択が終わりました。それでは【AWO】の世界をお楽しみください。』
目の前が白く染まり【AWO】の待機ロビーに移動する。
『
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