第2話

『待っているのは』


初めてのデートは誰だって緊張するはずだ。

当の私が今絶賛悩み中。


デートまであと2時間、クローゼットの前で葛藤している。


ふと入った彼からのメール。

「今日楽しみ」

もうあっちは準備できているようだった。

「服が決まらない!!」

すぐに既読がついた。


「服なんて悩まなくていいんだよ」


そんな他人事。


「僕が待ってるのは服じゃなくて君だから」


デートまであと2時間。いち早く彼に会いたくなった。

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