13万字で愛を綴る
赤目
『あとがき』
初めまして、
今作のキーワードである「人はいつ死ぬのか」という問いについて貴方はどう考えますか? 毎日そんなことを考えている人は少数だと思いますが、誰しも一度はそういった思考に囚われたことはあるでしょう。
彼女もその思考の闇に堕ち、苦しんだ一人なんだと思います。私はそんな彼女の想いを紡ぐために13万字で愛を綴りました。これがこの作品の執筆に至った経緯です。さらっとタイトル回収です。
彼女の死から早くも2年。こんなこともあったなーなんて思い返しながら書かせていただきました。泣きはしませんでしたが、目頭が熱くなったりはしましたね。やはり彼女は、私にとって生きる理由であり続けるでしょう。
ここで一つご報告が。私はこれ以上作品を書くことはありません。これが最初で最後の一冊です。次回作も買いたいと思ってくれた方々には申し訳ないですが、私にはヒロインが彼女しか書けないので。
もう一度、「13万字で愛を綴る」を手に取っていただき感謝申し上げます。これは彼女が生きた証であり、生きている証なのです。
最後に一つ。どうか、忘れないでいただきたい。綾波栞という人が、氷室栞という人がこの世に居たということを――。
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