第4話 初任務だよアオリくん1

「ムツメ様〜!野郎を案内してきました〜!褒めてくださいっ!」

かなり態度が違うムツキに少し呆れていたアオリ。

「入りなさい、アオリ、待っていたわ」

部屋に入るとそこは広く、薄暗い部屋にタンスが端に一つ。床の間に何も書かれてない掛け軸、綺麗で何十…何百万としそうな壺があった。

「アオリ、早速だけど明日初任務に行ってもらいたいの」

アオリはキョトンとした。が、アオリは自分ならなんでもできる気がした。

「残念だけど、この任務は私じゃできないの。キル、ムツキ、アオリにしかできないの」

と、ムツメが言った瞬間、キルが襖を開けた。

「俺の名前言った!?なになに!?」

ムツメは笑顔で

「キルに明日任務があるんだけど…まぁ、聞いていってよ」

3人は黙々としてムツメの話を聞いた。

「明日、吉原のトップの『蘭』という子を買ってきてほしいの。何千億とするわ。でも、いけるわよね?」

とても圧を感じた。だがしかし、アオリはお金の一円も持っていない。

「お金…持っていないです…」

聞こえるか聞こえないかの声で言った。

「あ?テメェ一千も持ってねぇのかよくたばれ」

アオリは怯えたがムツメはアオリを見つめまた笑顔で言った。

「大丈夫、そのための2人よ、ふふっ」

だがキルはとても落ち込んだ様子だった。

「ムツメちゃ〜ん!俺謎に明日コロシアムの準備任されてるけど…」

ムツメは思い出したかのように

「あら!そうだったわね、じゃあ2人で行ってきてくれる?」

アオリは恐る恐るムツキの方を見た。

「はい!おまかせを!このクソ野郎と共に行ってきます!」

「じゃあ、明日。あ、アオリはまだ部屋がないわ…私の部屋で寝る?」

と、ムツメが言った瞬間ムツキがアオリの方を見た。

「テメェ、ここで『うん』と言ってみろ、お前の角が飛ぶぞ…」

アオリは流石にうんと言えなかった。

「僕はそこらへんで寝ます…床でもなんでも…あはは…」

「あらそう?そんなに私とじゃダメならキルのところで寝たら?」

キルは歓迎していた。とても目がキラキラしていた。

「じゃあ決まりだ〜!夜通しサッカーについて語ろう!!」

と、アオリは連れて行かれた。






おまけ

「ムツメ様、僕ここで寝たいなぁ…」

ムツキはムツメにしか見せない表情でムツメを見つめる。

「いいわよ、一緒に寝ましょう」


「ぐ〜〜〜〜〜ぐ〜〜〜〜〜」

「このうるささが安心して眠れる…やっぱり姉様大好きだな…」






あとがき

4話閲覧いただきありがとうございました。

おまけ読んでいただけたでしょうか?尊い…と思ってしまいました。

Twitterやりたーーい!

じゃあね〜!

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