岩倉グルメにご堪能を!

ムメイ

第1話 夕暮れを貴方の喉に みそチャーシューメン

 どうもー! 

 自分は大山寺 璃です!

 岩倉市にある大山寺駅の大山寺が苗字で、名前は璃です。

 自分は今、岩倉市のみっちゃんの店というラーメン屋に来ています。

 学校終わりでお腹が減っていたので、まずは近場のラーメン屋で夕食前の腹ごしらえにしました。

 ほろほろのチャーシューと見た目は濃い味噌の液体なのですが、どうしてもその味が懐かしく思って、また来ちゃいました。

 小学生のおこづかいでは、ラーメン一杯は大金ですよ。

 まだバイトをしていないので、いやできないので、外食の回数をこれでも減らしています、たぶん!

 この前は八剱町のスガキヤに行きました。

 あの白いスープのとんこつの味が忘れられなくて、また行っちゃいました!

 あぁ、自分。まったく管理できていないや!

 まぁ、いいやー!

 店員さんからの元気な「いらっしゃいませー!」の声が好きだなぁ。

 いかにもラーメン屋っていう感じがして、自分何度も足を運んでしまいそう。

 自分はカウンター席に座って、メニュー表を見ることにしました。

 メニュー表にはさまざまな料理のメニューが並んでいました。

「やっぱり、いつものがいいや」

 自分は財布の中身を確認しました。

 十分すぎるほどの資金がありました。

「注文いいですか!?」


 ラーメンを注文してから、15分後。

 自分の席にあのラーメンが届いた。

「みそチャーシューメン!! やっぱり、この見た目がいい!」

 自分は記念としてスマホに写真を取りました。

 そしてサイドに置いてあった割り箸を取りました。

「いただきます」

 自分は麵をほぐすようにスープをかき混ぜました。

 中に入っていた具材のもやし、コーン、ねぎ、めんまをバラバラにして、ゆっくりと麺をほぐしていきます。

 その途中で濃厚そうな茶色の味噌の香りが鼻に入ってきます。

 見た目は濃厚スープだから、重いスープだと思うよね? そうだよね!?

 自分はスープから一口飲みました。

 味噌ラーメンとは言えないほどの飲みやすい軽いスープが自分の喉を潤した。

 見た目はプロテイン。実際は緑茶だよ。これー!

 自分は麺の前に次々とスープを蓮華ですくっては、飲んでいく。

「あぁ、味噌とは言えないほどの甘いスープだぁ~」

 自分はようやく麺へと箸を伸ばしました。

 黄金色の麺をつまんで、まずは一口いただく。

 少し長めで柔らかめのある麺が喉を通っていく。

 噛んでも麺の弾力が気持ちいいくらいだが、自分はあえて啜っていく。

 麺は半分ほどなくなった。

 次は具材と麺を啜るのだ。

 これで簡易的な味変が決定する。

 一緒にある具材で味が変わる自己完結的なラーメンは珍しい。

 味に飽きたらラーメン胡椒などを加えるのだが、ここのみそチャーシューメンは違う。

 みそチャーシューメンだけで完結するのだ。

 これ、ほんとだから。テストに出るからー!

 自分はねぎとめんま、そして麺をつまんで、一口分啜った。

 ジュルジュルと麺の感触が口の皮膚から伝わる。

 サク、サクと薄く切られたねぎの感触と、コリッとした少し硬いめんまの感触も伝わる。

 おまけにコーンの入ったスープを飲み干す。

 甘いコーンの香りと感触がスープの中で生きています。

 具材の感触と具材の味が生きたスープはさらに美味しかった。

「おいひぃ」

 そしてメインであるチャーシューへと箸を伸ばす。

 つまむだけでもとろけていくチャーシューに食いつくと、口の中でほろほろにとろけていった。

 まだ、噛んでもいないのに。

 チャーシューなのに、とろけるのはおかしいとおもうでしょ?

 実際に口の中でとろけていく!

 脂身が多いと思うでしょー?

 実際は肉の部分もあるよー!

 これで麺と合わせると、さらにいいんですよ。

 ほろほろにとろけるチャーシューと柔らかめの麺のコンビで、飲み物を飲んでいるかのような感触になるのー!

「ぷはぁ」

 自分はみそチャーシューめんを食べ終わった。

 具材一つも残さずに、箸で何度もすくってはその味を堪能していく。

 次第に具材もなくなっていった。

「ごちそうさまー!!」

 自分は店員さんにそう伝えると、お会計へと向かった。

 自分はみっちゃんの店を出た。

 夕暮れの光が雲に反射した夕刻が自分を待っていた。

「次はどこに行こう?」

 自分はカバンを肩にかけて、自宅へと戻ることにした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぜひとも行ってみてください。

おいしいので、おすすめです。

書いている自分も行きたくなってきた。

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