俳句&短編ストーリー
昼川 伊澄
ストローの 紅交換し 濁す白
花も恥じらうお前の、その純真を奪いたい。
誰かの手垢が付く位ならば、私がお前を汚したい。その姿のまま飾って愛でておくだけで足りなくなってしまったのは、お前の薄紅が、かつての私の純潔を切り裂いたからだ。
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