夏椿

つややかにほころびてなほ夏椿

白きはなびらやはらかに揺れ


令和六年五月廿一日


 花を見たら歌を詠むの一首。


 真白な花びらは真綿の如く柔からで、艷やかに花咲く様はまるで美女の唇に笑みが浮かぶが如し……と。

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