世界は能力を中心に回る。
冬結 廿
第零章 儀式
#00 神の独り言/Prologue
『ようこそ。
ここは作品の入り口。
言ってしまえば、表紙…またはプロローグとも言うかな?
あ、オープニングとも言うね。
…うん。当然のポカンとした顔だ。
いい顔をしてるね。私の好みの顔をしてる。
私は君に直接話しかけているんだ。
そう。君だよ。
画面の向こうにいる、君に。
今、この小説を読み始めようとしているでしょう?
この小説をなんでか読み始めたんでしょ?
誰かから聞いた?どこかで見た?なんとなく?
…まぁ、こんな出迎えされたら怖くなっちゃう気持ちもわかるよ。
でもね、私はあなたに力を与えにきたの。嬉しいでしょ?
この世界は能力の蔓延る世界。
あなたはこの能力ある世界を望んだのか、観測したいのか。
はたまた、何かを得るため?失うため?
理由はどうであれ、そんな世界を望んだ君に、能力を与えにきたの。
え、望んでない?…そんなことないよ。ここにきたのは君の意思でしょ?
じゃ、目を瞑ってくれる?
それじゃいくよ…
はい。
目を開けて。
君に【力】を与えたよ。
うん、早速【能力】が発動しているね。
見てわかるでしょ?
君はもう能力を持っている状態。
そして、これは契約。
うん。この世界の観測者として、しっかり見てあげてね。【ご主人様】…
それじゃ、行ってらっしゃい…
あの子達を頼んだよ…』
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