第21話死の高血圧
悩まずに改善策や脱却策を考える。
前々職、デベロッパー会社の社長から教えられた考え方を継承している。
僕は新支店を立ち上げる為に支店長を拝命して高知県へ跳んだ。
それが切っ掛けで徳島県、愛媛県等四国を渡り歩き支店を立ち上げた。
そして芋焼酎をを好んで飲んだ。飲まざるを得なかった。芋焼酎しか買って来なかったからだ。
もっと言えば高知支店のメンバーは「笛吹けども踊らず」だったからだ。
新店舗の高知支店をお荷物支店にしてはダメだ!という自負が形になって表れたのは、踊らないスタッフ7人を集めて「プロジェクト・セブン」と名付け、僕がスタッフの抱えている見込み客案件をスタッフと一緒に考え立案し、精査して時にはスタッフと同行営業・クロージングまでやった。
それが功を奏して高知支店は契約件数の新記録を更新して行った。
しかし、好事魔多しで、徳島県の新支店を立ち上げ、愛媛県新居浜市の新営業所等を任せて頂いた時のある5月の頃、日頃の痛飲が祟ろうとしていた事に僕は何も知らず神戸へ帰った。
仕事が休みで久しぶりの神戸へ帰宅した時、愛媛県の新居浜はかなり遠く四国道をハイスピード、ノンストップで4時間半。結構血圧は上がっていた。
寝転がってテレビ観賞でもしたいのに久々の休暇というので、犬のトリミングと買い物のお供に駆り出され不機嫌のまま出かけたのがいけなかった。
買い物は妻の趣味と僕の趣味とが激突!リミッターの針が振り切った刹那・・・。
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