第16話集中トレーニング
一点に集中してそれを突き詰めた時!眼前の視界が、開けるようにパッと明るい閃光に似た刺激が脳を走る!それはリハビリの時も、小説の執筆の時でも変わらず症状は一緒だった。
彼女は時々、何気なくこんな刺激を与えてくれた。
仕事と言えばそれまでだが多分持っているパッションの質が彼女と同じなんだろう・・・。
ポラリスは学園広場では無い実効支援の場所だ。
それ故に目標は同じ高さにある。
パートナーなどと軽く片付けられる言葉ではなく、彼女との信頼関係を持続していたある日気がついた。彼女が休みだとしっくり行かない。
リズムが合わないと言った方が頷ける。
リハビリメニューは同じなのに何だかやるせない気持ち?・・・。
物足りない感情、腹八分目だった。スパイクを履かないで野球をやるような物?
それはリハビリトレーニングの相棒という言葉で僕が位置着けていたからだ。
ポラリスへ通所すれば彼女とトレーニングの話しやPウォークをする。
1km歩く!
そう思った方が目標設定し易く集中してトレーニングに打ち込めるか・・・だ。
「片麻痺、PT、論文で検索してください、そこに詳しい論文が掲載されていますから。」
ポラリスに通所を始めて約4年、こんなナースは見たことが無い。
ある種、理学療法士のような連帯感が存在していた。
彼女はリハビリにストイックで、新しい情報に貪欲だった。
全て僕の心を満たしてくれる。
欲するものを提供してくれる。サプライズで!
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