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オフィス街を小太郎君とゆっくり歩く。

向かい側から歩いてくる女の人達は、小太郎君のことをチラチラと見ているのが分かる。




それくらい、小太郎君は格好良いから。

170センチ後半でスラッとした体型、

整った顔は万人受けするような優しそうな顔をしていて、

でも、賢そうな男の人の顔でもある。




そんな小太郎君が口を開くと・・・




「真知子!!早く歩けよ!!

カタツムリかよ!!」




と、こんな風になる。




「カタツムリは可愛い。」




「俺、アレ嫌いなんだよ!!」




「虫全部ダメでしょ?」




「都会育ちだからな!!」




そんないつもの会話をしながら、電車ではなく小太郎君がタクシーに乗る。




「早く乗れ!

家近いから、乗せてってやる!」

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