VS江南美由紀

「美由紀でーす。言ってみて、私の名前。」「江南美由紀さん、ですね。」

「江南美由紀警部補じゃないのよ、分かる?」「あ。すみません。警察退職されたんですよね。」

「なのに、なのにー。何で警部補っていちいち付けてるの?誰も呼ばないでしょ。」

「あ。随時修正しています。」「んだと、うらー!!責任持って修正させて頂いております、だろぉ?」

「そんなキャラだったかな?」「キャラも薄い。警察官じゃないのに、何で警察犬チーム率いてるんだよ!」「あ。後任を設定します。」

「当たり前だろうが!!」

 その時、ノックの音がして、青山が入って来た。

「今ね、たかしぃ。結婚させてくれてありがと、って言ってたの。」「そうなの?もう時間だよ。」

 2人は出て行った。高遠は思った。「早く後任決めなくちゃ。あのキャラ変、あつこ警視に教わったのかな?」

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