第14章 配信部特命係の長い一日 ~窮地の孤島~

夏輝が別角度からの調査を開始して、暫く経った頃の事だった。

夏輝に【秋風 冬馬】と名乗る男が連絡してきたのだった。


秋風「夏輝さんですか?」

夏輝「誰だ?」

秋風「僕、配信者の秋風 冬馬て言います!フリーでライターやってる者なんです」

夏輝「フリーライターが何のようだ?」

秋風「あなたの相棒の陸さんについてしりたくないですか?」

夏輝「興味ない」

秋風「本当ですか?暴露もありますよ?」

夏輝「それを聞いて何になる?」

秋風「ラントシャインとして、活動出来なくなります」

夏輝「ほう。つまり、お前は俺をあいつから奪おうという魂胆か?」

秋風「そうです!正解!!大正解!!!」

茶番劇のようなやり取りが終わったと同時に夏輝は通話を切り、春輝へ報告の連絡を入れた。


春輝への報告は最短の必要事項のみで済ました夏輝は次の調査対象の所へ向かったのだった。


一方、そのころ春輝はというと…配信者警戒リストなるものを作っていたのだった。そのリストは要するに、テロ警戒のブラックリストだ。

そこには、しっかりと【秋風 冬馬】の名前があった。

[続く]


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る