第9話 パン教室に通う
ここはお金が存在しない世界。良いことをした分、報酬として翌日の時間の長さが増える世界。
『パン教室!!』
カイトはスマホの広告をみて興味が湧いていた。
『行ってみたい…』
『時間の長さ、その感覚が人によって、また日によって異なる世界で、習い事をどうやってしているのか、凄く気になる。』
『作業スピードがバラバラになるんじゃないか?』
いろいろ考え、想像を膨らませながらカイトはパン教室の扉を叩いた。少し早く着いたのか1番乗りであった。
『どんな生徒さんが来るのかゆっくり見れて、ちょうどいい』
『家庭で作ってあげようと思う人が来るのか、商売をしようとしている人、気分転換なのか、それとも手を動かすこと自体に意味があるのか、この場所から見える何かに用事があるのか』
『いかん、推理小説の読みすぎだな。』
そう思いながら待っていると先生が扉を開けた。
…1対1だった。
本編
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