第2話 工作員の末路
俺、
その施設は子供たちに戦闘や諜報に関する教育をして、ついて行けないものは消えていった。俺は死の恐怖と戦いながら必死にくらいついて行った。
そして、施設を出ると、ある国家の工作員になっていた。俺はあらゆる仕事を命令されるままこなしていく。用は表に出せないような汚れ仕事をしていたのだ。
ある時、俺の隊は使い捨てにされた、100%帰還できない任務だった。どうも、前の仕事で知ってはならないことを知ってしまったらしい。
国家にとって俺は道具でしかない。道具は必要なければ捨てられる。しかし、俺は生き残った、正体を隠してきたのだが俺は魔術師である。
敵の死体を利用して俺の死を偽装した。いずれ、ばれるだろうが逃げる時間を稼げればよい。
それからは、追手か来ることを警戒しながら、殺し屋をして生活していた。俺に出来るのは殺しだけである。俺は一所に留まらずに世界中を渡り歩いた。
ある国で、ゲリラが村を襲って子供をさらうところに出くわした。ゲリラは子供に銃を持たせて前に出し使い捨ての兵士に仕立てる。
使い捨てにされた俺とイメージが重なった、感情などないはずの俺は怒り、気が付いた時はゲリラを皆殺しにしていた。しかし、親を殺された子供が生きていけるような場所ではない。
俺は、子供たちに生きるすべを教えることにした、しかし、俺に教えられることは限られている。子供たちに身を守ることを教えようとしたが、殺しの技術でしかない。
結局、俺たちは、さらわれた子供を保護し、村をゲリラから守りることで支配地域を拡大し、他のゲリラを駆逐していった。
俺と子供たちの勢力は大きくなる。俺の保護した子供たちは優秀な戦士に育っていた。そして俺は間違ってしまう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます