狐憑きの嫁さま
碧絃(aoi)
プロローグ
愛知県の山間部にある町には、古くから伝わる
商売繁盛の神様で有名な、豊川稲荷には、
赤ん坊は女の子で、たくさん並んだお狐さまの中に捨てられていたことから『狐憑きの娘』と呼ばれ、近くの霊山にある神社が引き取ったのだそうだ。
そして、神社から出ることを禁じられた娘は、20歳になる年に、霊山の
その話はもちろん、町の若者たちも知っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます