第17話 強化魔法の真価
俺が指示を出すと、アナスタシアはハリエットとサーシャに強化魔法をかける。
「いきます〚
「ハリエットは左側、サーシャは右側へ攻撃できるように構えてね」
「「OK!」」
『ゾクッ』
さらに激しい感覚に襲われると、三方向から6体の
「メル、重力魔法で
「「OK!」」
ハリエットとサーシャは、
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャフッ……」
左右ともに頭を撃ち抜かれて絶命する。メルローズも1射目と同時に重力魔法を唱えていた。
「
「グルゥ……」
重力により体が地面に押し付けられて、4体の
『バシュ!』
『シュン!』
「ギャウン……」
いとも簡単に頭を撃ち抜き、左右から襲ってきた
「お疲れ様!攻撃強化をした状態で撃った感覚はどうだった?」
「どうって、凄いの一言ですよ!簡単に頭を貫通するだもん驚きました」
「特製の矢とまではいかないけど、通常の矢でこれだけの威力が出せるのは凄いことだね」
サーシャはこれまで感じたことのない威力だったのか、興奮気味に攻撃強化の凄さを語っていると、ハリエットは比較的冷静に感想を伝えてくれた。
「効果は絶大みたいだね。アナが強化魔法に慣れてくれば効果は増すし、威力の調整ができるようになると思うよ。この調子で討伐を続けて問題がなければ、明日はダンジョンに行ってみよう」
「「OK!」」
「あと、アナは魔法を使って身体に違和感を感じたら教えてね。その違和感は魔力枯渇の手前で、使い続けると気を失うこともあるからね」
「うん、判った」
その後も草原で討伐を続けたけど、アナスタシアは強化魔法を6回使ったところで違和感を感じたようだったので、当面は使いどころを見極めて強化魔法を使おうと思った。
この日は
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