異世界転生
椋鳥
第1話 異世界転生
今日発売日の新作カードゲームを購入しに、ショップへ足を運んでいた僕。
気が付いた時には自分の腕が、空を飛んでいた。
血飛沫は一切上がらず、壮大な音楽のさながらフィナーレのように、僕の人生は幕を閉じた。
「今まで死にたいとか、生きてる意味ないとか、そんなことばっか思ってたけど僕、まだ死にたく無い――まだ死にたくないだよぉッッ。」
そのセリフを言ったのは、死ぬ前では無く死んだ後であった。
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