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  • 「第1話」を讃える本棚の企画から来て、拝読しました。

    報告書形式という、ある意味において読者の側に理解力を求める挑戦的な内容(※)。思い切ったことをされているな、と拝読させていただきましたが、タグに「純文学」があることに気付きました。納得しました。こういう読ませ方もあるのだな、と唸りながら頭を働かせました。自分にはできない意欲的な表現、大変参考になりました。ありがとうございます。

    ※悪い意味で使っているわけではありません。気分を害されたなら申し訳ありません。

    (以下、本文から抽出したキーワード)
    ・Emigre:移住者
    ・ファイアーワーク:花火?
    ・ノイズ
    ・ノイズ感染者
    ・星の唸り、月光
    ・1455/●/●
    ・バベルの調査員
    ・バベルのような薄い灰色の靄

    (読み取った内容)
    ・当方の乏しい理解力で(かつまだ1話で)拾い上げた限りでは、イメージとして、他の惑星なりに移住した人類のお話。
    ・既知ながら危機的な感染症(あるいは環境から来る健康被害)の蔓延と、それにも関わらず、経済的事情などが絡んで適切な避難ができず、発生するパニックホラーが想像されました。・鉱物資源の採掘に関する詳細が描写されておりましたが、1話タイトル記載の都市名「ファイアーワーク:花火?」というところからすると、採掘対象は、爆発性のある燃料として使用可能なものということでしょうか。
    ・1455/●/●という日付から、西暦ではなく、新たな暦が採用されている。
    ・しかし、一方、「バベルのような薄い灰色の靄」という表記があり、伝説上のバベルの塔を表すなら、意外と現実とは違う状況が発生した西暦1455年を描いているのか、なんていうことも考えました。ネットで調べてみると、現実の西暦1400年代というと日本だと室町時代や西洋だと有名どころでジャンヌ・ダルクが活躍した時期。さすがにそれはないですか。

    以上、長文、失礼しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    確かに純文学且つ報告書形式となると人を選びますね。一応それ以外の書き方も試したのですが、やはり世界全体を見るにはこれが丁度いいと思いまして...

    以下、文章に書かれていた疑問に関して補足説明としてお答えしようと思います。

    1.「ファイアーワーク」という名前は垂直型の都市であるが故に大穴が空いている状況で、更に最下部で火花飛び散る工場があるわけですからそれが花火のようだと、建設段階で名付けられ、後に「花火のように価値が上がり続ける」としての意味も加えられました。

    2.「アンカー社」とやらは労働者とその親族を工業都市に束縛しているようですね...それがノイズという病に罹る危険性があるとわかっていても、それから逃れればもっと酷い目に合う。そういう恐怖心があるのかもしれません。Emigre世界においてそのような場所も他にありますしね...

    3.暦に関しては、すみません。ややこしい所なのですが、全然関係ないと思ってください。異世界を書く上で我々と合わせるかどうか。それは非常に悩ましかったのです。

    いつのまにか長文となってしまいました...時間かけてまで読んでくれてありがとうございました!

    編集済