第27話 例の見てはいけないやつ

「うっめぇなぁ。タツの麻婆豆腐とは

違わぁ。」お玉


「あたいの分だかんな、ご飯に乗っけておこうっと。」おみよ


「こら!おみよ、あたいだって、、。」ヘム


奪い合って意地汚く食べまくるみんな。


「おい?

サダミの食ってる所見たか?

もう、飯なんかねえんだけど、、。」お玉


(あのよ、タツ、麻婆豆腐をおかわりさせてくれや、、。

そいでよ、お前、サダミの食ってる所を動画撮ってくれよ。)お玉


「おかわりだぞーーっ。

飯も大盛りだ!取り皿置いとくからよ、

取り合いすんじゃねぇぞ?」タツ


タツはサダミに気付かれないように

コッソリとスマホを向けた。

(うっ!あれ、一瞬で飯と麻婆豆腐消え失せてる

。)


タツは動画を再生▶️した。

そこには、、、。


真っ暗な場所に井戸がぽつん。

(えええええー!こりぁ、見てはいけない動画なんじゃねぇのかーー!)

タツは恐ろしくなり、その後は見れなかった。


「お玉、これは、見たら逝っちゃうヤツだ!

それでも見たけりあ、ひとりで見ろ。

俺はやだかんな、、、。」タツ


「何だってぇ、何が見てはいけないなんだよ?

えーと、何だ真っ暗じゃねえか。

井戸?うん?誰かが井戸から出で来やがるじゃねぇか?

サダミ??

ええええーーー!

井戸からタッパー持って出で来たよー。」

お玉


「何だって井戸からサダミ?タッパー?」タツ


タッパーを持ってきたサダミは、タツの店へ

いた。

そして、、。

タッパーにご飯と麻婆豆腐をサッサと見つからないように詰めた。


「なんてこった、、、。」タツ


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る