第一部 第三章 設定資料 ※ネタバレ閲覧注意(推奨:第三章既読)

用語辞典③

 五十音順


〈あ行〉


 ・アディシェス帝国 その②

 戦争好きな国。海を越えて侵略戦争を仕掛ける事も。

 〝ディチェス平原の争乱〟では、第二王子アレイシスが非道の限りを尽くした。


 ・女神の使徒アポストロス/神秘アルカナ その②

 女神の祝福を受けて神秘アルカナ聖痕せいこんさずかり使徒となった者は、女神とその代理人である人物に、忠誠ちゅうせい敬愛けいあいの念をいだいてしまう。

 個々で気持ちの大きさには差異があり、※になる者もいれば、歯牙しがにかけない者もいる。

(※イリアはこの傾向けいこうが強い)

 使徒ベートはこれを「本能」と表現し、アインは「呪い」だと思っている。


 ・アルカディア教団/神聖国 その③

 女神の代理人・国主である教皇を頂点とする宗教国家で、慈善事業、紛争の調停、魔獣討伐隊の派遣など、世界をまたにかけ積極的におこなっている。

 それらは全て慈悲深い女神の意思であり、代理人である教皇により行動が示されていると、世間では思われているが実態はことなる。

 政治を回すのは教皇と、十人の枢機卿すうききょうからなる枢機卿団カーディナルで、内部は利権争いの抗争こうそうえず、陰謀いんぼう渦巻く魔窟まくつである。

 現在、教皇派、枢機卿すうききょう派で派閥はばつ争いが起きている。


〈か行〉


 ・枢機卿団カーディナル/枢機卿すうききょう

 十名の枢機卿すうききょうによって構成される、教団を統率する組織。

 教皇を補佐して、共にアルカディア神聖国の政治をになっている。

 女神の意思をおもんじているかは微妙だが、慣例を守ろうとする保守的な者が多い。

 枢機卿すうききょう派とも呼ばれ、革新的な改革が必要と語る教皇派と対立し、派閥はばつ争いを繰り広げている。

 

 ・ゲート その②

 未曾有みぞうの大災害にて、王都オレオールの城門付近に出現した。

 時空属性を持っていると見られ、対策として開発された空間を凍結する術〝門凍結術式フリーズ・ゲート〟により稼働を停止する。

 その正体についてイリアは何か知っているようだが……?


〈さ行〉


 ・瘴気しょうき

 イリアがマナと同義であると語った物質。

 魔獣は瘴気しょうきおかされており、禍々まがまがしい黒いオーラがそうであると言う。

 その全容は謎に包まれている。


〈た行〉


 ・雷鎧の聖檻ディ・エレクト・ミュール

 上級魔術。雷属性。

 イリアの独創オリジナル魔術で、雷をまとう攻防一体の術。

 雷の柱がおりのように術者をかこって守る。

 雷鎧らいがいと呼ばれるそれは、自身以外の触れたものを敵味方関係なく無差別に雷光で焼く。


 ・ディチェス平原の争乱 その②

 六年前、ディチェス平原を舞台にエターク王国とアディシェス帝国の間に起きた戦争。

 婚約者であったカレン王女が命を落とした悲劇をきっかけに、力を覚醒かくせいさせたルーカスにより、帝国軍の大半が消失、また地形を変え味方にも被害がおよんだ。


 ・滅光煌閃翔ディ・ルフレール・ディストラクション

 大規模魔術。光属性。

 イリアの独創オリジナル魔術、戦姫せんきレーシュの代名詞。

 天上に無数の魔法陣が展開し、そこから高出力の光が線となり撃ち出される。

 広範囲の殲滅せんめつに特化した無慈悲な攻撃魔術。

 イリアの意思で照準しょうじゅんさだめられるが、味方に配慮はいりょして行使こうしする魔術ではない。

 せいぜい自分ともう一人を気に掛けるくらいが精一杯。


〈な行〉


〈は行〉


 ・破壊の力 その②

 ディチェス平原の争乱の折、ルーカスはその力の本質を目覚めさせた。

 能力の詳細については登場人物③ルーカスの項目を参照。


 ・聖地巡礼ペレグリヌス その②

 五年に一度おこなわれ、教皇ノエルは重要な祭事であると語った。

 今期の順路は後述こうじゅつの通り。

 エターク王国①ターコイズ神殿、②アダマス神殿。

 ナビア連合王国③パール神殿。

 ホド連邦共和国④ルビー神殿、⑤ダリウム神殿。

 セントシエド⑥アージェント神殿。

 アディシェス帝国⑦オブシディアン神殿、⑧スマラグス神殿。

 エターク王国、アディシェス帝国の国境付近⑨サファイア神殿。

 アルカディア神聖国⑩オーラム神殿。

 

 ・門凍結術式フリーズ・ゲート

 エターク王国が主導となり、ナビア連合王国、ホド連邦共和国の協力があって完成したゲートを凍結するための術式。

 長期展開のため、マナ機関を補助にもちいる。

 氷/時空属性。初動は魔術、マナ機関は小型でチェスのポーンのような形状をしており五つを一組として使用。

 ゲートを取りかこむように五芒星ごぼうせいを作って配置、起動する。


 ・崩壊の力

 使徒が宿やど神秘アルカナの一つ【塔】の能力。

 ディチェス平原の争乱でルーカスが発現させたもう一つの力。

 能力の詳細については登場人物③ルーカスの項目を参照。


〈ま行〉


 ・マナ欠乏症 その②

 アルカディア神聖国内で、原因不明の突発的なマナ欠乏症が増加している。

 最悪の場合、生命活動に支障をきたし、死に至る。


 ・未曾有みぞうの大災害

 空が赤黒く変色した異変に続き、世界を鳴動めいどうさせた大地震と魔獣の襲撃が重なった厄災やくさいを差す。

 過去にるいをみない規模の地震で、あちこちで大きな被害が出ている。

 ゲートが出現したのはエターク王国とナビア連合王国の二か国だけだが、魔獣の出現は世界各地で確認された。


 ・女神のゆりかご

 傷ついたルーカスをいやし、はげました歌の題名。

 イリアが歌った彼女だけが知る歌だと思われたが、枢機卿すうききょうが焦った様子で「限界」がどうと話していたとディーンが語った。

 

〈や行〉


〈ら行〉


〈わ行〉

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