第3話気味の悪い絵
なんだか薄気味の悪い絵だね。
うん。これ早く処分しようよ。
いや、勝手に駄目だろ。学校の物だぞ。
そうだね。それにしても不気味だ。
顔が何かゾンビみたい。
風景はもう禍々しいね。黒くてところどころ赤がついて、それが血に見えるよ。
ねぇゾンビの目が今動かなかった?
脅かすなよ。動くわけねーだろ。
ってかゾンビ顔だけど、ゾンビって名前つけるのかよ。
だって見て、ここに人いたっけ?
そういやこの絵、道みたいなのがあるけど、小ちゃい人書いてあったかな?
見逃してただけだろ?
もうー気味が悪くなってきた。早く帰ろ。
そうだな。その絵を美術部の元にあった場所に戻した。
次の日気になった1人が見ると、道に2人いる。やばいなこれ。明日には3人になるんじゃ?
次の日に相談して学校終わったら見に行こうと思った。
その絵を3人で見ると、やはりそこには3人いた。
ひぇー本物だよこれ。怖っ
なぁこれよく顔見ると俺たちってオチじゃないよな?
虫眼鏡で見てみる?
俺スマホの虫眼鏡アプリあるよ。
なんだ全然俺たちじゃないよ。
知り合いでもない?
ないない。
どうしたの君たち?
先生この絵前に見た時と違うんです。
変なこと言うね。気のせいだよ。
ところで君たち見かけない顔だね。どこの学校の生徒?
先生、脅かすなよ〜そんなの先生に分かるわけないじゃん。
えっ?
ごめん僕の勘違いだったか。
そうだよー。だって先生目がついてないのにどうして分かるの?
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