憧れ




親愛なるあなた

お元気ですか。


貴方という存在そのものが

わたしに執着をさせ、

私は届かない背中をいつまでも

追っていました


貴方は、私の憧れです。

いつも目の前にはあなたがいた。

輝いているあなたの姿

今でも目に焼き付いています


今頃になって気づいたことがありました

それは、あなたが血の滲むような努力をしていたこと。

私は自分のあの頃の愚かさが恥ずかしい。


あなたはあなたであって、

私は私という存在なのに、

貴方そのものに成りたがっていました。

それが間違いだと気づいた


貴方が別れを告げた理由が

解ったような気がします


ようやく、

心から貴方の背中を押したいと思いました。


どうか、貴方の夢が叶います様に

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詩•散文 椎野恵 @shiinaike

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