詩•散文
椎野恵
卒業
卒業のときが、近づいている。
もの寂しさが胸に差し迫る。
この場所から、わたしは
飛び立たなくてはいけない。
カウントダウンはとまらず
数字が静かに減っていく。
繰り返されていた営みが終わる。
新しい日常へ向けて。
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