努力でチートをその手に〜スキルと身に付けた魔法で無双する。
モンド
第1話 プロローグ
◯ 努力でチートをその手に・・・1日目(誕生と覚醒更に忘却)
産まれ変わったその世界は・・・ファンタジーの世界だった。
僕の名前は・・・覚えていない、でも地球という星の日本に住んでいたことは覚えているんだ。
ここには電気や水道はないようだけど・・窓ガラスもなくて隙間風が吹き抜ける家?小屋?。
でもきっと大丈夫なはずだ、だって女神様が言ったんだ
「努力をすればなんでも思うがままな世界です、好きなように生きてください。」
てね。
そんなことを考えながら手足を動かそうとするが動かない・・いや動いているがあまり自由に動かないのだ。
ふと右手を顔の前に動かしてみる!・・・赤子の手のようだ。
声を出そうとして声を出してみると
「オギャー」
え!これ僕の声、まるで赤子のようだ。
するとドアが開き誰かが部屋に入ってきた。
「どうしたの?お腹が空いたのかな?」
僕はその女性?に抱え上げられた後、口に乳房を当てられて
「坊やお飲み、早く大きくなってね。」
と優しく声をかけられた、僕は自分の意思とは関係なく乳房にかぶりつき乳を張る。
どうやらこの女性は僕の母親のようだ、まだ10代のような若くて可愛い女性だ。
そのまま満足した僕は眠ってしまったようだ。
◯ 5日目
この世界に生まれ変わった僕は5日を数えた、今まで分かった事は
・ ここは僕の家のようだ
・ 家族は母と僕以外は未だ見ていない
・ やっぱり電気ガス水道は無いようで水汲みが朝の仕事のようだ
・ 魔法はあるが母はあまり上手には使えないようだ
・ 食べ物はまだよく分からない
・ まだ外の様子は音や声しかわからない
で、あまりわからないというのが正直な話だ。
今まで読んだラベノでも赤ん坊のことからの努力は大きなアドバンテージになるだろう、だから僕は努力することにした。
先ずは自分のステータスを確認したいが・・
「ステータス」
そう念じると目の前にブンという感じで半透明なステータス画面が現れた。
「やったー!」
思わず声を出しそうになったが我慢する、何故ってだって今は声と言うと「オギャー」しか言えないからだ。
ステータス
名前 なし 人種 男 レベル1
MP(魔力) 99
HP(体力) 9
VIT(耐久) 9
DEX(器用) 5
AGI(敏捷) 5
STR(力) 9
ユニークスキル
等価交換召喚(魔力不足) 魔法創造(魔力不足)
魔眼(遠視、透視、麻痺、睡眠、毒、腐食、呪い)(一部スキル不足)
成長率20倍 魔法創造(魔力不足)
スキル
超魔力回復 魔力操作 身体異常無効 錬金術
魔力増幅大
加護
創造神の寵愛
「これが僕のステータスか。レベル1だから低いのはわかるがスキルがチートぽいな。」
と思いながらスキルを確認していくと、魔力やスキルが足らないために使えないものも多いようだ。
「今日からは魔力を増やしてスキルを鍛えよう。」
そう僕は決意して一人ぼっちの修行を始める。
◯ 10日目
驚いたことがいくつかある、魔力の伸びが異常だ。
成長率20倍と魔力増幅大が仕事をしているのだろうが、既に魔力は10倍の999まで上がったのだ。
その関係で使えなかった魔眼がいくつか使えるようになったので、壁の隙間から侵入する羽虫を狩ることにした。
この家は隙間が多く窓ガラスがないために木の板で窓を閉じるのだが建て付けが悪く虫が入り放題なのだ。
「やって来たな!麻痺の魔眼を喰らえ!」
僕は数匹の蚊などの羽虫相手に魔眼のスキルを使いながら鍛え始めた。
数度の戦いのあと疲れた僕は深く眠ってしまった。
◯ 20日目
魔力が2000を超えた、初めほどの増加率はないがまだ早い方だろう。
羽虫との戦いは今でも続いているが麻痺では暫くするとあいつらは蘇るのだ、もう一つ強い攻撃力が欲しいところだ。
「そう言えば魔法創造が2000を超えたところで使えるようになったな、生命活動を止める魔眼を考えるか。」
と思いながら考えたのが
[停止の魔眼]
だ、コレは自分よりステータスの低いものであれば即死級の魔眼だ。
近づいて来た羽虫に停止の魔眼をかける。
とうとう僕はあいつらに勝てたようだ、レベルが上がった。
後鑑定も欲しいなと思い
「創造魔法発動、鑑定魔法創造」
と念じたところで僕は意識を失った。
◯ 21日目
昨日は魔力欠乏で意識を失ったようだ、創造魔法は予想以上に魔力を使う。
そのお陰かステータスには鑑定が加わっていた。
それとレベルが上がったことでパラメータが爆上がりした
ステータス
名前 なし 人種 男 レベル2
MP(魔力) 2800
HP(体力) 50
VIT(耐久) 50
DEX(器用) 20
AGI(敏捷) 10
STR(力) 50
ユニークスキル
等価交換召喚(魔力不足) 魔法創造
魔眼(遠視、透視、麻痺、睡眠、毒、腐食、呪い)(一部スキルレベル不足)
成長率20倍
停止の魔眼
スキル
超魔力回復 魔力操作 身体異常無効 錬金術
魔力増幅大 鑑定
加護
創造神の寵愛
コレが今の僕のステータスだ。
名前はまだない、どうやらこの世界では子供の生存率が低いためある程度大きくならないと名前を付けないようだ。
そして父親の姿もまだ見ていない、私生児なのか?それとも単身赴任中か?
◯ 30日目
この世界に生まれて一月が経った。
母親が僕を抱いて家の外に出た、初めて見る異世界の空・・・何も変わらない、飛んでる鳥も少しばかり大きくて爪が鋭いくらいだ・・そうだよね。
どこに行くのか?お宮参りだろうか?
しばらく歩いて母親は僕を古びた教会に連れて来た。
そこにはヨボヨボした神父がいた。
「この子に神の加護をお願いします。」
と言うと僅かばかりのお金を渡していた、こちらの世界のお宮参りのようだが「加護」なら僕は既にもらっているのだが。
祈りの間のようなところにマットを敷いてそこに寝かされた僕、神父が何か詔のような言葉を口にして・・・何かが僕に入って来た感じがした。
神父は母に
「加護を授かりました、この子はこの世界に迎えられました。」
と言うと母が「有難うございます」と涙ぐんでいた。
帰りに母が僕を見ながらこういった
「貴方の名前を決めなきゃね、早くお父さんが帰ってこないかな。」
と呟いた。
ここで初めて僕に父親がいて留守にしていることが判明した。
近いうちに僕の名前が決まるようだ、いい名前を期待するよマイマザー。
◯ 40日目
昼前に母がニコニコしながら僕に話かかける
「お父さんが今日帰って来るわよ、初めて会えるね、いい名前をつけてもらおうね。」
と言う言葉で父親が帰って来ることを知った。
この頃の僕のステータスは
ステータス
名前 なし 人種 男 レベル4
MP(魔力) 3600
HP(体力) 120
VIT(耐久) 120
DEX(器用) 45
AGI(敏捷) 30
STR(力) 120
ユニークスキル
等価交換召喚(魔力不足) 魔法創造
魔眼(遠視、透視、麻痺、睡眠、毒、腐食、呪い)(一部スキル不足)
成長率20倍
停止の魔眼
スキル
超魔力回復 魔力操作 身体異常無効 錬金術
魔力増幅大 鑑定
加護
創造神の寵愛 地母神の加護
に変わっていた。
この世界で一月以上生きると地母神の加護を貰うようだ、コレが名前を決める条件のようだね。
ーー その日の夕方。
誰かが家に入って来た、僕は透視の魔眼で確認する。
若い男だ、母親が気付くとその男に飛びついた、コレが父のようだ。
その後僕の寝ている部屋に入って来た男は僕を抱き上げて
「初めましていとしの坊や。俺が父親のサンだ。お前の名前を決めて来たぞ、さあ向こうに行こうか。」
と言うと居間に僕を抱いたまま移動し赤子用の席に寝かすと母に向かい
「この子の名前は・・・シャドーだ。いい名前だろう?」
と聞いた、母は
「シャドー、サンの息子が・・・うんいい名前ね。しばらく家にいれるの?」
と答えながら聞いた
「ああ、息子が生まれたと言って休みを貰った10日は家に居る。」
と答えた父に母が喜んでいた。
◯ 90日目
僕も首が座り周囲を自在に見渡すことができる、今までは身体強化で無理やり動かしていたがコレからはスムーズに動けるだろう。
先日、ヘビがこの部屋に進入して来て寝ていた僕に噛みついた。
身体異常無効の僕には問題ないが普通ならヘビの毒で死ぬな。
と思っていたら
[毒合成を覚えました。]
と言うメッセージが頭に響いた、どうやらコレで毒攻撃ができるようだ。
蛇はその後停止の魔眼で倒したよ、しかしその死骸を見た母親が大慌て手で僕の体を弄っていたが、異常のない僕にホッとしていたかなり危険な蛇だったようだ僕のステータスかかなり上がったのでわかった。
ステータス
名前 シャドー 人種 男 レベル20
MP(魔力) 12300
HP(体力) 400
VIT(耐久) 400
DEX(器用) 150
AGI(敏捷) 200
STR(力) 400
ユニークスキル
等価交換召喚 魔法創造
魔眼(遠視、透視、麻痺、睡眠、毒、腐食、呪い)(一部スキル不足)
成長率20倍
停止の魔眼
スキル
超魔力回復 魔力操作 身体異常無効 錬金術
魔力増幅大 鑑定
加護
創造神の寵愛 地母神の加護
にステータスが上がってとうとう
[等価交換召喚]
が使えるようになった、早速使ってみる。
[カタログを閲覧しますか?]
と言うメッセージにイエスを念じると目の前にカタログが現れた、カラログはレベル1と書かれてあり中身は
・ 食料 〜 原材料
・ 衣類 〜 原材料
・ 武器 〜 原材料
・ 防具 〜 原材料
・ 家具 〜 原材料
であった、レベル1だから製品ではなく材料のようだ。
等価交換するものはこちらの世界のお金か宝石または価値のあるもののようだ。
◯ 180日目
この世界に生まれて半年が経った。
ハイハイをしながら僕は外の様子を透視と遠視の魔眼を使い観察している。
体は既に立って走り回るほど出来上がっているがこの世界の子供の成長度合いが分からないので母親の言葉に慎重に対応している。
父親はここを治める領主の兵士をしているようだその為魔物を排除するために遠征によく出ているようだ。
魔物はやはり居るようで大森林とそこから溢れ出した魔物が人を襲うようで、領主として街道の安全と街の安全を守るのは当然の義務のようだ。
ここは領主邸がある街ではなくそこから半日ほど離れた村で、人口はおよそ300人位のようで周りを丸太を使った塀で囲まれている。
あの塀がどのくらいの魔物まで防ぐのかは分からないが空から来るものや塀を登るものにはあまり役に立たない気がした。
「力をつけていないと何があるか分からない。」
そう決心した僕は魔眼を使い村の外の魔物を見つけては狩っていた。
おかげで僕のステータスは
ステータス
名前 シャドー 人種 男 レベル45
MP(魔力) 33000
HP(体力) 1200
VIT(耐久) 1200
DEX(器用) 800
AGI(敏捷) 550
STR(力) 1200
ユニークスキル
等価交換召喚 魔法創造
魔眼(遠視、透視、麻痺、睡眠、毒、腐食、呪い)
成長率20倍 魔法創造
停止の魔眼
スキル
超魔力回復 魔力操作 身体異常無効 錬金術
魔力増幅大 鑑定
加護
創造神の寵愛 地母神の加護
にまで上昇していた、そこで村人を鑑定したところ僕のステータスが異常であることに初めて気づいた僕は、ステータス隠蔽と偽装を創造魔法で作り上げて隠すことにした。
更に[等価交換召喚]のレベルは3になり製品が召喚できるようになった。
そこで収納魔法を創造して交換した製品を収納している、え?お金はどうしているかって。
魔眼で倒した魔物を「引き寄せ」と言う魔法を創造してそのまま収納すると自動解体で手に入れた素材を対価にしているのだ。
◯ 250日目
8ヶ月を過ぎて僕は自分の足で立つことにした。
「まあ!シャドーちゃん立てるようになったのね。」
母はことのほかお喜びのようだ。
母は僕を村の中限定であるが散歩に連れ出してくれるようになった。
ただこの村には同じくらいの子供はいないようだった。
僕のレベルが60を超えた頃から[等価交換召喚]レベルが5になり
・ 異世界のカタログ
と言うものがで始めた、どうやら地球のものが召喚できるようだ。
僕は早速、調味料関係と米と柔らかいパンを召喚しました。
この頃僕はかなり言葉を話せるようになっていました、母からはとても早いと言われたがコミニュケーションは大切なので割り切りました。
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