第37話 3ー23 夏休み その一
今回は、私事都合により執筆時間が取れなかったので、大変短いのでごめんなさい。
次回へのツナギが主となります。
By サクラ近衛将監
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ハーイ、待ちに待った夏休みが始まります。
夏休みには、私(ヴィオラ)も実家のあるロデアルに帰りますが、王都に残した工房の職人候補生の面倒も見なければなりませんので、王都とロデアルの頻繁な往復になりますね。
そのためにちょっとした工夫を凝らしています。
工房の職人候補生の指導者を演ずるシレーヌ・ブラックという女性を新たに作り出しました。
ロデアルには私(ヴィオラ)が居ますけれど、時間制で王都の工房にはシレーヌに化けた私(ヴィオラ)が存在するのです。
その間の移動は『空間転移』を使いますけれど、ロデアルに住む者も、工房の職人候補生を含めて工房に住む者にも、私(ヴィオラ)が姿を変じていることを察知されないようにしています。
ある意味で綱渡りのような一面もありますけれど、適宜ダミーを置いたりしているので今のところ関係者には気づかれていません。
ここ当面は、そんな二重生活が続きますね。
『シレーヌ』という役どころは今後とも続くことになりそうですけれど、指導者としての出番はあまり多くはしないようにしています。
シレーヌが出張ることで、シレーヌを生産の中心に据えようとする動きが出ると困ったことになりますからね。
夏休みの計画ですけれど、ロデアル領内を色々と見て歩く予定にしています。
エルグンド家には、お兄様もお姉さまも居ますから、私(ヴィオラ)が領主になることはおそらくはありません。
私(ヴィオラ)は、他の領に嫁いでゆくことになるのだろうと思っていますけれど、今の段階ではそんな心配もしては居ません。
でも領内の現状を把握しておくことは、後々役に立つことが有るかもしれませんし、私(ヴィオラ)でなにがしか改善できる点があればそれに取り組むのも良いと思っています。
もう一つ領内を視察することにより人材確保も合わせとこなうつもりなんです。
今のままでは職人候補生は少なすぎますからね。
少しでも人材を集めておきたいと思っているのです。
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