お隣のONYUESAN
ぬま_FJH
1:コーポ・キュー・トランへようこそ
僕は近所の大学に通う大学1年生。
高校卒業をきっかけに心機一転、一人暮らしを開始。近所に挨拶しようとしても不在だったりで仕方ないので通路ですれ違ったら挨拶はしている。
このアパート横に3部屋あって2階建ての合計6部屋かつ全部単身者向けだけども二階の部屋は空き家らしく、結局、僕と他は2人だけという状況。
そうそう、僕は真ん中の部屋なので両隣に隣人がいるって状態なんだけどね。
玄関向かって左隣は若い男性会社員。右隣は女性だが基本的にラフな格好だ。
なんとなくアパートの通路ですれ違って挨拶する程度だから深くは知らないけど、時間帯や休みの日には一味違う。
左隣に女性が帰宅したと思えば右隣の洗濯物には流行りのアニメキャラクターのコスプレ衣装や男性ものの衣類が干されてる。
別にのぞいてるわけではなくて、ベランダがない住宅故に嫌でも見えてしまう。何なら先日は強風で服が飛ばされてきた。
両隣ともそういった格好ですれ違ったことはないんだけども背格好や服の大きさから同一人物のはず。
そんな特段、事件も何にもない閑静な住宅街のアパート生活は僕が年2回のイベントのために鉄道関係の本を書くのにもってこいです。
2話以降の記号の意味
〇:「僕」
◇:「右隣の女性?」
△:「左隣の男性?」
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