第121話 (WAIN)その頃の女の子たち②

グループ名:夜人くんをはなす会(6)



【あづみ】ねぇ…夜人くんからWAIN来た?



【蓮華】来たよ



【さつき】来たわ



【雪】え?!!なになに?!!私来てない…



【あづみ】明日夜人くんがお家にお邪魔して良いですかって



【雪】えっ?!!なんでなんでなんで?!!!



【蓮華】何か大事な話があるんだって



【雪】え…



【あづみ】こらこら、雪ちゃんをいじめないの!!私たちは夜人くん同盟を組んでるでしょ!!



【蓮華】ごめんごめん!雪ちゃんのリアクションが可愛くてつい、ね



【雪】…皆、夜人くんと幸せになってね



【さつき】雪ちゃん違うから!!



【あづみ】雪ちゃん違うわよ!!



【蓮華】雪ちゃん違うよ!!



【雪】え…ちがうの…??



【あづみ】違うわよ!夜人くんから来たのはお母様と話したいからお時間を貰えませんか?って言う内容よ



【蓮華】僕もそうだよ



【さつき】私もそう



【メイ】(ダバーっと泣くハリネズミのスタンプ)



【雪】そうなんだ。それって…朝焼くんの事かなぁ



【あづみ】そうでしょうね



【メイ】(うんうんうんと頷くウサギのスタンプ)



【蓮華】朝焼くんの様子はどうだい?



【さつき】最初は怖がっていたけど、今はもう寝ているわ。…よっぽど疲れていたのでしょうね



【あづみ】そうなんだ…



【さつき】それに…お手伝いさんが言ってたんだけどね。公理くんの身体にあざがあるって…



【あづみ】……え



【蓮華】それって……



【さつき】うん多分…そうだと思う…



【蓮華】ひどいね…



【あづみ】どうにかしてあげたいけど…夜人くん、どうするつもりなんだろう…



【蓮華】母様に聞いてたから白冬に入るのかもと思ってたけど、違うのかな?



【さつき】多分違うと思う。白冬に入るのだったら私たちの親に会う必要はないでしょ?



【あづみ】そうよね…でも蕗ノ薹、蛍ヶ丘、日暮の親に声を掛けるんだもの。普通に考えれば仲間を集めるって事よね



【蓮華】そうだね。でも…紅春、緑夏、黄秋、白冬が手を取るって難しいんじゃないかな?



【メイ】(うんうんうんと頷くウサギのスタンプ)



【あづみ】そうよね…お母様は蓮華ちゃんやさつきちゃんのお母様とも仲良くしているみたいだけど、お家の事だと気難しいから…



【蓮華】母様もそうだよ



【さつき】家もよ。



【あづみ】どんな話をするのか気になるな…お母様が学校には行きなさいって休ませてくれないし



【蓮華】家もそうだよ…そうなると明日は夜人くんには会えないのかぁ…



【雪】私なんて休む理由も無いんだよ…



【さつき】…………



【あづみ】さつきちゃん?!



【メイ】(むむむと気難しい表情を受かべるタヌキのスタンプ)



【さつき】家はほら!!公理くんが居るし!!私も学校に行っちゃうと…ね?



【あづみ】それを言われると…



【蓮華】だね



【メイ】(仕方ないなぁ~という羊のスタンプ)



【あづみ】ところで凛ちゃんは?



【雪】多分、また寝てると思うな



【蓮華】まぁ、りんちゃんはこの件は良く分かってないしね

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