設定資料集(国編)

作中に存在する各国の基本情報

因みに作者は絵心が無いので地図はかけませぬ…



ヴィーテ=ガスク連合王国

首都:カルネアス


ユーシア大陸中央部に位置する王政国家。陸海における大陸の主要交易路を押さえ大陸でも有数の国力を有するに至った大国。国名の由来は建国王の率いた“連合軍”と、建国王に臣従した北方の騎馬民族“ガスク氏族”からとられている。

建国の経緯から他国と比較して王権が強く、貴族達の大半は領地を失い官僚化している。また没落した貴族達に代わって経済力をつけた商人たちが新興貴族として勢力を増し始めている。

約150年前に議会が設立され、現在では貴族院と衆民院に別れ国政を担っている。

貴族院は爵位を持つ貴族の互選で、衆民院は平民から選挙で選出された議員によって運営されている。

現在の議会の主流派は“七大貴族”を中心とした王党派。かつては貴族派と勢力を二分していたが、現在は貴族派が没落し新興貴族を中心とする革新派が議席を増やしている。


ユスティニア獣王国


首都:イクスラハ

連合王国東部に位置する王政国家。かつて英雄的な王が小国家群を纏め上げ成立した国。成立は連合王国より僅かに早い。建国間もない連合王国に攻め込むが、連合王国の大英雄ロイ・リガールに総大将である建国王を討ち取られる屈辱的な敗戦を喫した。現在の王家は大陸東方の大国青麟帝国に朝貢することで王権の正当性を保っているが、その為に民に重税を敷いている。連合王国への敵愾心は強く、何度も進攻を企てその都度撃退されてきた。


 


青麟帝国

首都:藍陽


ユーシア大陸東部に位置する帝政国家。大陸最大の版図と人口を誇る超大国。約60年前にかつてその地を支配した紅嶷帝国を滅ぼし建国された。軍事面において周辺諸国から一目置かれている。征服歴1496年から始まる大戦の前から、その軍事力を背景に連合王国へ圧力を掛けており、両国間の緊張が高まっていた。



ガルアーク聖王国

首都:都ガルア

ユーシア大陸西部に位置する立憲君主政体をとる宗教国家。十字教と呼ばれる一神教を奉じる。かつてはユーシア大陸西部から、北西のエウロペ大陸南部、南西のリフニア大陸北部にまたがる大帝国を築いていた。現在は内乱や新興宗教であるエボバム教の隆盛で他大陸の領土を失った。教義上、多神教を認めないため、他の宗教とは折り合いが悪い。そのため宗教に寛容で多神教を信奉する連合王国とは歴史上、度々敵対してきた。

しかし連合王国との国交断絶までは考えておらず、交易等は積極的に行っている。



神聖ミトラリア帝国

首都:ミトーリア

ユーシア大陸北部からエウロペ大陸に跨がる領土を有する帝政国家。現在は連合王国と同盟関係にある。元々は大陸北部草原地帯の騎馬民族の一部が陸橋を伝ってエウロペ大陸へ進攻し、その地で建国した国。かつての侵攻路を逆にたどる形で領土を広げてきた。40年前に連合王国、聖王国と敵対し三つ巴の大戦を引き起こした。



自由都市ザーンベルト

ユーシア大陸南西部の港湾都市。ユーシア大陸とリフニア大陸を繋ぐ貿易拠点として膨大な利益をあげ、聖王国から自由都市の権利を買い取った商人の都。

都市を支配する大商人は大陸に独自のネットワークを有し、金儲けの為に戦争すら起こすと言われるほどの影響力を持つ。



秋津島皇国

ユーシア大陸の東方に存在する島国。豊かな自然と独自に発展した文化を有する。

連合王国とは殆ど交流は無いが、かの国由来の武器である和刀は、芸術品としても実用の武器としても人気が高い。

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