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  • #02 涙の鍵盤への応援コメント

    #1、#2の改訂版、少し先まで含めて拝読しました。なんか前とだいぶん雰囲気が違う w

    文章がだいぶん洗練されたものになっているという印象はあります。何も聞いてなかったら、作者が交代したのかと思うほど。この年齢だと一年少々でこんなにも文体が変わるんだなあと感慨を新たにした次第。ただ、以前の版はどこかぽやんとした雰囲気なりに、一生懸命ことばを紡ごうとしている空気が伝わってくる日本語で、それがこの年齢の主人公の物語にはマッチしていたこともあり、マイナスイメージではなかったんですよね、私的には。
    あの拙さを計算ずくで再現できるのなら最高なんですが。

    まあとにかく、そういう意味では今回の版は主人公がやや大人びてる感じで、論旨は明晰だけれども、作品のノスタルジー色がやや薄まっているとは言えるかもしれませんね。とはいえ、それで残念だというほどではありませんので。


    ところで教室においてあるという楽器ですが、#1の該当シーンの導入部分と、#2の末尾では「オルガン」と書かれているものの、その中間部分では(つまり#1後半から#2の終わり近くまで)「ピアノ」となっております。これはどっちかにせんとあかんと思います 笑。

    それと、そこに関連してもう一点なんですが、主人公が一人で弾いているところに急にユキちゃんが参加するシーン、低い音が鳴りだすまで誰かが現れて隣に座ってきたことに気づかなかったという展開になってますが、これは無理があるような。特にオルガンだと横幅も狭いし、寄ってきただけでわかるんでは……と
    書いてふと思ったんですけれど、この「古いオルガン」というのは昔のタイプの足踏みオルガンだったりしますか? そのうえで本人の体格が貧弱とかなら、足をぶかぶかやるのにかなり一生懸命でほとんど全身運動みたいな感じで片手演奏してたという絵面にできますんで、逆にいろいろとつじつまが合う、かも知れません ^^。二、三行描写を追加するだけでよろしいかと。
    もちろん、「音が鳴るまで人が来ているのに気づかなかった」という展開そのものを変えれば済むことではありますが。


    以上、引っかかるところがあるとすればそんなところ。参考にしていただければ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!わざわざ何度も読み返して下さった上に、新たなコメントまで残して下さり光栄ですm(_ _)m


    >なんか前とだいぶん雰囲気が違うw

    それ、作者も実は思ってましたw
    一応、前奏は一人称の語り手で話が進んでいくので、あんだけ拙い文章でも「まぁ小学生が考えてることなんてこんなもんやろ」って納得してもらえそうだし、逆に今回の改正版だと、やや小学生の語り手にしては大人びてるっていうのは強いなぁと感じていました。
    ただ実は、冒頭の小学生編は、中学三年生の主人公(カナちゃん)が、小学四年生当時の出来事を思い返して回想している、という裏設定がありまして……つまり、中学三年生のカナちゃんが、幼い頃の自分を客観的に見つつ、その頃の自分の心境なんかを客観的に語っている、という設定なんです。だったらこの妙に大人びた語り口も、そんなにおかしくはならないかなと…


    >作品のノスタルジー色がやや薄まっているとは言えるかもしれませんね

    あー…そこはちょっと残念なポイントかもしれません。
    前奏って、どっちかというと児童向けっていうか、対象年齢が小学一年生〜中学一・二年生くらいまでを目安にしてたんですよね(これが第一曲以降だとちょっと上がって、中・高校生向けになっていく)。
    でも、以前はあまりに拙い出来で、読み返すのも正直キツいレベルだったし…改装して良かったって思うけど、今度はノスタルジックな感じを計算で出せるまで執筆力が上がればいいなw

    >この「古いオルガン」というのは昔のタイプの足踏みオルガンだったりしますか?

    おそらく、湾多さんがご想像されているタイプのものだと思います!
    作中に出てくるオルガンは、作者の小学校時代に各教室に置かれてあったオルガンをイメージしていたのですが…確か、ペダルが一つあって(それ踏まないと音がでない)、木製で、四角くて、年季が入ってて……うん、多分同じだ笑

    >特にオルガンだと横幅も狭いし、寄ってきただけでわかるんでは…

    確かに、「ん?」とは思いますよね。
    けど、カナちゃんはどこか抜けていて天然ボケな性格で(いわゆる「不思議ちゃん」みたいな)、だからぼーっと考え事してて人が寄ってきているのに気が付かなかったっていうのも、そこまで違和感はないかなーって思ったのですが(しかもピアノの音で聴覚は埋まってたから(ユキちゃんの)足音が聞こえなくてもおかしくないと思った)
    これあれですね、私自身が結構その「不思議ちゃん」に当てはまるような子供だったので(人混みの中なのに立ち止まってずっとボーっとしてたり、行列に並んでいるときに考え事してて、前が進んでいるのに気が付かなかったり)、さも当たり前かのようにカナちゃんの奇行を描写しましたが、多分そうじゃない方たち(不思議ちゃんじゃない人たち)は、確かにツッコミたくなるかもなと考え直しました笑
    うーん、とりあえずここは「この主人公は(ツッコミたくなるレベルで)天然で、この日はいつもに増して妄想が捗ったせいで、隣に人が座ったことにさえ気が付かなかった」ということで済ませてほしいな、とも思います。
    おそらくてすが、こういう子、現実世界にもいるんじゃないかなぁ……笑(ソースは作者)
     

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    #03 吹部、無い?!への応援コメント

    音楽が人と人をつないでいくさまを、年単位のスケールで描いたハートウォーミングな短編ですね。小説初心者ということで、細かい部分のあらはそれなりにありますが、この構成感はなかなかお見事です。物語として描きたいこと、伝えたいことがよく前面に出ていると思います。

    二つほど申し上げます。一つ、これはご自身でもおわかりでしょうが、綾瀬沙奏というキャラが結局あまり意味のない存在になっているので、話にうまく絡ませられないと判断できた時点で、思い切ってカットしておくべきかなと思います。カナとユキが仲良くなるきっかけは、人気クラリネット奏者などを持ってこなくても作れるでしょうし、むしろせっかく設定を詰めている「おんぷちゃん」があるんですから、それ絡みで意気投合するということでいいのではないかと。「五線譜で結ばれた音符たちと同じように……」というフレーズも、「おんぷちゃん」の有名なキャッチ、ということにする手もありますし。もちろん、逆に綾瀬沙奏の話にきちんとオチをつける、ということにしてもよろしいのですが、長いものよりは短いもののほうが、要素の多いものよりは少ないものの方が、小説としてはまとまりがよく、直し方の方向性も間違いがありません。
    ……と書いてきて気づいたんですが、この話はまだ先があるのでしょうかね? シリーズ化なりお考えでしたら、また別の話になるのですが……。以上は現在アップ分で話が完結するとしてのコメントということで、申し上げておきます。

    あと一点は、セリフだけで話を進めようとしている印象がやや強すぎること。前編のカナとユキの出会いのシーン、それと後編の定演の中休みでの女の子との対話などがそうです。
    前編の場合、あまりセリフで状況説明をしてしまわなくても、カナの観察と想像を織り交ぜれば場面は進みますし、例えばの話、オルガンで知らず知らず連弾になっていて、無言のまま気持ちが通じ合った、ということにもできます(まあ、小説の描写としてはちょっとむずかしいんですが)。
    後編の女の子相手の対話の後半は、率直に言って六・七歳の相手にしゃべる内容ではないですね 笑。むしろこういう時こそ、「おんぷちゃん」の出番を作っていれば、と思うんですが、どうでしょう。集まった子供三人とホルンとでいつのまにかアンサンブル、とかね(まあこれも上手な描写作りは難しいですが)。それだけで、この子どもたちに絆が生まれるのは確実で、追加の説明もいりません。

    くだくだしいチェックでほめことばが全部霞んでしまいましたが、高校生の、初めて間もない書き手としては、充分な力作だと思います。私はン十年前の高校時代に文芸部でしたが、はるかにおそまつな小説を書いてました ^^。
    この構成感を大事に、このまま書き続けていってください。あと、これだけ書いておいてなんですが、以上は単なる通りすがりの一意見ですので、使えそうなところがあれば、参考にしていただくということで。長文失礼しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!✨
    貴重なご意見もたくさん頂けて、参考にさせて頂きますm(_ _)m
    今回の話はプロローグみたいなものです!とはいえ展開を早く進めようとするあまり、全体的に雑な文章になってしまった感は否めません……💦
    次回からは中学一年生になった花音(のんちゃん)を主人公に本編が始まる、といった形にしようと思っています。
    また読んで頂けると嬉しいです!

    編集済