スノーラビリンス
透
僕の願い
「僕を殺してください。めいっぱいの愛をこめて。」
それが僕が彼にはなった、最初の言葉でした。
僕のような底辺が生きているだけでいいのかもしれません。ですが、僕のようなものが世界に必要とされるはずがなくて。
だから決めたんです。僕を、僕自身を強く必要としてくれる人に、僕の事を生きがいやよりどころとしてくれるような人に、、、、、殺してもらおうと。殺した後に深紅に染まった自分の手を見て死体となった僕を優しく抱きしめてほしい。そして、僕のために涙を流してほしい。そう思う僕は化け物でしょうか。
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