第19話余裕のコーヒー
JAXAの種子島宇宙センターには打ち上げのロケットがカウンダウンされていて、その弾頭に八代一人が普段着のままコーヒーカップを手に寛いでいた。
「3、2、1、」
同時にに八代は打ち上げに慣れっこの様に真上を向いた!
ガガガ!
燃料に点火した!ゆっくりと離陸したロケットは、白く人工衛星を積んでいなかった為、まっすぐに大空へ上がり、速い時間で成層圏に到達した。
ロケットが無重力を感じたら八代が乗っている小型の先行挺が離脱してブラッククエーサーの方向へ舵を切った。
それから船体はフルオートで約5分間宇宙の旅を続ける。
その間八代は持ったままのコーヒーカップが空になっているのを気付き、シートベルトを外して展望サイトへフワフワと移動していた。
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