第3話オーラが観える男
それからというもの孝の自宅2階に八代は住み出し、量子コンピューター為るものを設置してはJAXA種子島宇宙センターと通信を始めた。
八代は愛が溢れていてとても優しい。
障がい者が歩く時、腰に手を遣るか背中に手を遣るかで、僕は躊躇してしまうが、そこは自然と遣れていてスムーズだった。
デイサービスには四肢は動くのだがスピーディではなく、モノクロのスローモーションの様に動作が繰り広げられ危うさがこの上なく八代以外の美幸にも職務実行のタスクは課せられキビキビと動く彼女らを眼で追い掛ける僕は鮮やかな手品を観ているようで手放しで訓練に集中出来ていた。
田辺美幸(たなべみゆき)はブルーのオーラを纏っていた。
職責を全うしている証拠だ。
僕は人のオーラが観えるが、それは人の輪郭に沿って発光しているのではなく僕がサザンクロスのスタッフを思い浮かべると、脳裏に鮮明な色合いで出てくる。
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