Vol1:Venus

 『ご機嫌よう、伊坂さん』

???さっきまで駅から家までの道程だったはずだがなぜかマトリックスの武器庫みたいな空間にいる。

 『まぁ、爆死した人間にご機嫌ようは失礼がすぎるか。』

 「俺、死んだんですか?」

 『そうよ、あと先回りして言っとくけど、私は女神そしてここは天国でも地獄でもないし、そのどちらにも送るつもりはないから。』

「ほへ?」

 『あなたはシュミが合いそうだからね。俗に言う異世界転生ってやつをしてもらうわ。』

 「シュミ?」

 『そう、シュミ。あなた好きでしょう、銃とか、爆弾とか。』

 「えっ、まぁ。」

 女神の口からこんな言葉が出るとは驚きだ。

 『女神が銃火器が好きで問題でも?』

 聞かれていた。

 「まぁM1911ガバメントとかは好きですが...。」

 『そうよね!.45フォーティファイブこそ拳銃よ!9mmなんぞ軟弱者の弾よ。あんなのでヤク中と相手するアメリカンポリスがかわいそうだわ。50AEもいいけど元祖こそが最強よ!そしてグロックとか言う装弾数しか取り柄のないのを好きな奴はロマンをほんっとにわかってない!やっぱりあなたは最高ね!とっておきのを持たせておくわ!あ、ちょっとキャラデザはいじらせてもらいたいな...。じゃ、とりあえずいってらっしゃい!』

 体が塵になっていく。

女神はなんかいきなり饒舌に語り出したら、気に入ったと言ってくれた。これひょっとして異世界で無双できんじゃないんですか!?最強無双できんじゃないんですか!?

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