冒険者が綴る異世界報告書

登場人物

ソーマ・ルーンス

物語の語り手。記述者。カシオンを拠点に活動するフリーの冒険者。

ウィン・イカリオス

“狂戦士”。不敗の剣士を自称する男。カシオンの闘技場に所属する剣闘士。冒険者ソーマの一味。

ゴルコーン

カシオンの地下水路に棲みついた「街ホビット」の女性。ギルド幹部による詐欺事件以降、ソーマの一味となる。

ケッツア・ケルン

カシオンの酒場「イノシカ亭」を根城に活動する情報屋。カシオンを中心に王国の政治、経済、事件、あらゆる情報を扱う。ソーマの信頼する情報源。

プーギウギ警部

王立警察カシオン分署で事件捜査を担当する警部。表立って扱えない事件の捜査をソーマに依頼する。

カルマ・ゾウサ

カシオン闘技場の支配人。

ウィンら剣闘士と奴隷的な契約を結び、定期的に剣闘興行を開催している。

ロゼ・ミラージュ

カシオンの市長。

剣闘愛好家であり、なかでもウィン・イカリオスを贔屓にしている。

カッツ・ヘムート

冒険者ギルドの金庫番と称される幹部。生きて出られないと言われるマスト・マフラ特別刑務所を出所してきた謎の男。

シュバルツ判事

カシオン地方裁判所の裁判官。

ゴルキアデス

国王。国中に勇者捜索を命じている。

ライディーン

勇者。暗黒魔王ズールーを倒した史上最も有名な勇者のひとり。

ココノエ

勇者。大戦乱時代の古代竜ゴウプスを倒したことで勇者と呼ばれるようになった。ソーマは彼の手記を手に入れる。

ヤナニドプス

120年前、異世界との“裂け目”を作る遠眼鏡を作り出した眼鏡職人。このことがきっかけで世界に魔物が現れるようになったという伝説がある。

ガブスリナ

“裂け目”から現れた最初の魔王。

クタニ

魔王ガブスリナを討伐した最初の勇者。

ヤイバ

“赤い魔女”。カシオンの貧民街（スラム）に巣食う四人の魔法使い（カルテット）のひとり。売春宿「混沌の天使（カオスエンジェルス）」の支配人。

ミカド

“白い魔女”。四人の魔法使い（カルテット）のひとり。死者を操る魔物、ネクロマンサーを生んだという伝説がある。慈悲の魔法使いと呼ばれる。