アルクエ設定資料アーカイブ

ワールドの歩き方〜概要編〜

　アルカディア・クエストでプレイヤー達が冒険する舞台は、東西南北と中央部の合計五つの地方に分かれた大陸となっている。

　プレイヤーが初めてスポーンするのは、大陸南部にあるアトロポシアから少し離れた位置にある名もなき遺跡。

　そこからプレイヤー達は大陸の果てを目指して世界を旅するようになる。

　大陸に点在する街は、周囲の自然環境が影響しているからか独自の文化が発展している場合が多い。

　それも相俟って、一部のプレイヤーは異なる街の観光を目的にしていたりもする。

　街と街の間には「エリア」が広がっており、エリアの出口にはボスエネミーと呼ばれる強力な敵がプレイヤーの行く手を阻んでいる。

　プレイヤーはレベルを上げ、装備を整えることでボスエネミーを倒すことで次の街に向かう。

　大陸南部から中央部までは一本道となっており、アトロポシアを出発店にパスビギン森林、ビアノス、ネクテージ渓谷を抜けて大陸有数の大都市クレオーノに到着するまでは、皆同じ攻略ルートを辿る形となっている。

　大陸中央部の入り口にある街クレオーノに到着すると、クラスアップ機能やサブジョブ、セカンダリージョブが解放され、ビルドの自由度が大きくなると同時に、プレイヤーは二つの攻略ルートを選ぶことになる。

　一つはアドヴェンジ山脈とエウテペリエを経由して大陸東部に向かう東ルート。

　もう一つは、チャレンス平原、ディルシオンを経由して大陸西部に向かう西ルート。

　どちらが良いということはないが、強いて言うのであれば、自身やパーティーメンバーの戦力と相談して選ぶと賢明だろう。

　ディルシオンとエウテペリエどちらも街の北側にあるエリアを抜けることで、大陸北部と繋がるフリアニアという街に行くことが出来る。

　しかし、どちらのエリアも初めて到達した時点のレベルでは攻略するのはほぼ不可能なので、それぞれ違う地方に赴いて冒険することが推奨されている。

　大陸東部、西部を巡った後、レベルや装備が整ったのなら、プレイヤーは一度大陸中央部へと戻り、フリアニアを目指すことになる。

　そして、フリアニアに辿り着けば、王都のある大陸北部に向かうことになる。

　大陸北部に赴くには、一層強力なボスエネミーを倒す必要があり、プレイヤーが大陸を全て回る最大の難関と言われているとかいないとか。だが、このボスを倒せれば上級者と呼ぶに相応しい実力がついているはずだ。

　大陸北部を巡れば大陸全ての街を回ったことになるが、プレイヤーが冒険すべきエリアはあと一つ残されている。

　それは大陸の中央に聳える霊峰タルヌス。レベル100越えのエネミーが闊歩し、レベルカンストしたプレイヤーも簡単に倒されてしまうような危険地帯だ。更には霊峰周辺のフィールドもレベル80〜90台のエネミーが徘徊している為、そもそも霊峰に辿り着くこと自体が困難となっている。

　だが、霊峰に生息するエネミーや鉱石を素材にして作成されるアイテムや装備品の性能は高い為、実力に自信のあるプレイヤーは、腕試しやより高性能な装備を入手する為にこぞって登頂に挑んでいる。

　以上がアルカディア・クエストで冒険出来る舞台だ。

　——と、サービス開始して数ヶ月はそう思われていたが、NPCの話やゲーム内の考察が進んでいくうちに、こことは別の大陸の存在があるのではないかと話が浮上し始め、今では新大陸があることはほぼ確定されつつある。

　現在は、一部のプレイヤーが新大陸に向かう為の船を造船しており、もう少しで完成するようだ。

　しかし、新大陸に向かう為の航路の選定や、途中で起こるであろう弊害への対策が完了しない限りは出発できないので、プレイヤーが新大陸に足を踏み入れるにはまだ時間がかかると思われる。