ぶつ☆もん

夢神 蒼茫

有り得ないからこその『ありがとう』

『ありがとう』


これは皆さんが良く使っていると思われる、相手に謝意を示す言葉です。


あまりに使うのが当然すぎてイメージしずらいかもしれませんが、この言葉の本来の形は『有り難い』です。


『有り難い』をウ音便化して、変化したのが『ありがとう』です。


これは【ダンマパダ】と呼ばれる原始仏教の経典からの由来です。


【ダンマパダ】は“真理と法”を意味するパーリ語です。


韻文のみで構成された経典であり、それを漢訳したのが【法句経ほっくぎょう】で、これが日本にも伝わってきました。


『有り難い』は本来、生命についての感動や驚きを伝える、感嘆詞的な意味合いを持って使われていました。


『有る事が難しい』貴重な体験や出来事が、いつしかそれを見た感謝の意に変じていったものなのです。


そう、生きている事こそ奇跡そのものであり、感動の出来事なのです。


2千億の太陽を抱える銀河系において、生命溢れる星は果たしていくつあるのか。


そう考えると、地球とは驚きと感動の連続であり、『有り難い』存在なのです。


その奇跡の星にいる事を許される我ら人類は、その事を忘れてはならない。


さあ、皆さん、ご唱和ください!


『ありがとう』と!


ちなみに、『ありがとう』の反対語は『当たり前』です。


『ありがとう』は『有り難い』、すなわち、有る事が困難な状態を指す言葉であり、それの反対を意味する、有る事が当然な状態、すなわち『当たり前』となります。


『有り難い』ことが『当たり前』になる。


生命とはそれ自体が感動である事を、皆さん、決して忘れないでください。


感謝と感動を示す言葉『ありがとう』は、人の和を作る魔法の言葉なのです!




ありがとうやで>( -ω-)人   (´・ω・` ) <当たり前やで

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る