お仕置3


私に容赦ないアキラは、ベッドの上でも同じだった。




いや、『容赦ない』なんて言葉は甘すぎる


マジで『鬼畜』だ。




腰を引いてヘロヘロになりながら、あまりの刺激からのがれようとすると、回された腕でガッチリと引き止められる。

「アキっ……あぁ……」


止めて、なんて言う余裕はもう微塵みじんも残っていない。


私の口からは悲鳴のような喘ぎ声しか出せなくなっていた。



何度イッたのかも、もう分からない。

身体中には玉のような汗が吹き出ていた。


こんなの仕事仲間に話したら、

本当はやる気満々だったんじゃないの?と笑われてしまいそうな話。




「ぁあ⋯⋯っ!」


抵抗する力なんて残ってない。

もうシーツを握るだけで精一杯。


もう⋯⋯私の理性まで壊されちゃう。


もうされるがままで、ここまでくると普段の威勢のいい姿はない。



「い、ぁっ⋯⋯」

「嫌じゃねぇだろ?ほら、こんなにも濡らせて⋯⋯」

艶のあるアキラがそんな私を嘲笑あざいながら貫く。


「ちっ⋯⋯が⋯⋯」


悔しい!

アキラなんて一番のゴミ屑なのに⋯⋯なんでこんなに、

こんなに気持ちいのよ。


こんなセックス、私知らない。





また来てしまいそうな絶頂。

今度は絶対に抗いたい。

アキラの思い通りになんて悔しい。


なのにまた大した抵抗も出来ない私は、何でもいいからすがりつきたくてアキラの首に手を回した。


これが失敗だった。

近くなった肌から、あの癖になりそうなアキラの甘い匂いが濃くなって、さらに私の思考を狂わした。


ゾクゾクした感覚が吹き上がるように湧き上がってきて、私は何度目かの絶頂に体を震わせた。


「はぁ⋯⋯あっ⋯⋯」


そんな私を複雑な顔で見下ろす彰を最後に、意識を手放した。

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